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おお?

やっと高校入りました。

 中学の卒業式。がんばった甲斐があったもんね。大好きな子と同じ高校!地元の公立高校に合格したんですよ。バスケ部のみんなはバスケの強豪校へ行ってしまったけど、僕にとってはバスケなんてどうでもよかった。その子と同じ高校へ行きたかったから。高校行ったら告白する!不細工だけど、男前じゃないけど言ってみなきゃわからんもんね。


 高校へ行き、クラス発表。知らない奴ばかり。当然のごとく好きな子とは違うクラス。なんか僕、勉強しすぎて頭のいいクラスに入れられてしまったんですよ。おいちょっと待てよ、そんなんいらんからあの子と同じクラスにしてくれよ。クソッタレ!

 高校入ってもまたバスケ部。だってあの子が「男子バスケ部のマネージャーする」って言うから。同じ中学は僕だけ!やったぜ!僕の高校生活はバラ色じゃん。ってかずっと同じ子を好きな僕ってオカシイかな。なんて思ったりしてね。

 

 高校入ると、意外と女子から話しかけてもらう機会が増えた。目立つキャラだもんね。生まれて初めて「付き合って」って言われたよ。でも僕には「付き合う」の意味がわからない。だって女の子に興味が無いから。ただ1人を除いて。「付き合うって何?どうしたらいいの?」って真剣に答えたのを覚えてる。


 んで女の子にコンプレックスがある僕は、付き合ってと言われて断る術を知らない。だって断ったらかわいそうじゃん。僕なんて「好き」さえ言えない情けない男。付き合って、というには凄い勇気がいることだと思ってたし。「え、僕でいいの?」ってな感じ。「で、どうする?」ってな具合。バカですよね。

 

 同じクラスの友人。今でも親友。こいつは入学してから「お前の好きなのはあの子か?」ってずっと応援してくれてた友人。イイ奴だ。僕はクラブ活動以外はずっとそいつと一緒にいた。いつも「お前、好きでもない女から告られたら断れよ!なんであんなブサイクやねん!」って言われて怒られてた。「断ったら悪いやん」と言うと「じゃあフラれんなよ、あんなブスに!」ってまた怒る。僕は適当に断れないから、いつも女の子の方がすぐに飽きて向こうから「別れて」って言ってくるんですよ。んで「はぁ、わかった」って感じ。


なんでやねん、付き合うって何?

 

まだまだ続きます。

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