少年期?
当たり前のように小学生になりました。
小学校に入学した。貧乏人の親や祖母達が精一杯頑張ってくれたんだろう。ピカピカのランドセルとなんか恥ずかしいぐらいのお召し物。不細工な顔に天然パーマ。なんか写真とか一杯撮られてさ、恥ずかしいったらありゃしない。でも覚えてるのはそのくらい。30代半ばまで覚えてる事って少ないよね。
思い出せば習い事をたくさんさせられてた。貧乏人の子供なのに。体が弱かったので空手、頭が良さそうって勝手に決められて英語やそろばんやなんたらかんたら。どっかの金持ちのおぼっちゃんみたいじゃん。親たちは必死。こいつは大物になる、と自画自賛。すごいプレッシャーだね、僕。ちなみに知能指数は希に見る高水準だったらしい。何度も検査させられたもん。覚えてないけどね。
そんな気持ち知ってか知らずか。僕は普通に育つわけですよ。「やればできる」という自分を持ち、中途半端に生きていく。「やれば出来る」でもやらなきゃ出来ないんですよ。だからいつも成績は「ふつう」に「よくできる」がちょろちょろ。もちろん「がんばろう」も時々現れる。まぁ際だって良くもなく悪くもない。
延々書いてるけど、普通なんですよね結局。当たり前の小学生、当たり前の子供。石を投げれば誰かに当たる、そんな子供でした。
でもね、この頃の事が今の僕の人格を形成したんでしょうね。
まぁそれが例え小学生ったって、自分の事は理解してたつもりだった。際だって男前でもなく、才能あるスポーツマンでもない。もちろんモテモテのかっこいい男子じゃない。それぐらいのことはわかってた。平凡平凡。何が悪い?
でも友達はやたら多かった。いじめられっ子もいじめっ子も、暗い奴も不良も。どっちつかずの八方美人と言われてても気にしない。人を好きになる事はあっても、嫌いになるって事はあんまりなかった。これは今でもそう。ただ、女の子は苦手だった。これも今でもそう。
女の子にやたら優しかった。だって自分は「不細工で取り柄の無い男子」ってわかってたから。優しくするしか出来ないからね。格好つけることもできないし、もちろん「好き」って言われることも無かった。でも別に気にはしなかった。仕方ないことだもんね。
何も考えずただ毎日過ごしてた。だって子供だもん。子供の頃から夢に向かって一直線!って人いる?いたとすれば、それは自分で考えそして思っただけじゃなく、親の希望や夢ってのが影響してるよね。
僕の子供の頃の夢?世界征服。なんでやねん。