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幼少期?

読みやすく笑いやすい、そんな作品です。大人になるまでは前振りです。

まずは幼少時代から。

高度経済成長の最期、1973年の第二次ベビーブームって時代。 いわゆる団塊二世。そんな中途半端な時代に生まれたんです。


 貧乏盛りの学生結婚だった両親。男の子が出来て死ぬほど嬉しかった、と聞かされて育ったんですよ。子供の頃の記憶、それは小さな平屋建て長屋の狭い家で家族3人暮らし。っても記憶の中ではもう弟がいたけどね。だから4人。2歳以前の記憶なんて普通無いでしょ。

 貧しくてもなんか気持ちは裕福。だって食えなかったことなんてないし、いつも家族一緒に食卓囲んでたし。ちょっと怖いオヤジと元気が取り柄みたいなオフクロ。ってか普通ののどこにでもある家庭。ちょっと貧乏なだけ。でも幸せだった、それしか覚えてない。


 両親共働きだからね。保育園に入園したんですよ。覚えてないけど。覚えてる事って言えば、絵を描いて賞を貰った事ぐらいかな。あと保育園の先生だったおねぇさんが、僕の叔父さんのお嫁さんになった事ぐらい。すげー嬉しかった。だって先生がしょっちゅう家に遊びにくるんだもん。

 僕が大人になってから先生が「ちょっと変わった子供だった」と思い出したように言うんです。他とは違う、特殊な何かがあったんだって。なんじゃそりゃ、覚えてないって。

 全然覚えて無いことだらけの幼少期。でも、僕が高校に行く頃にオフクロと先生、ってかオバサンに僕の子供の頃の事をあらたまって聞かされたんですよ。


 あなたは変わった子供だった。保育園児なのに算数がスラスラできたし、大人の言葉がほぼ理解できた。頭の回転が異常に速く、家族みんなで「神の子」や!って騒いだんよ。精神科医に連れて行って、知能検査もしたぐらいよ。それがこんな・・情けない・・。


なんでやねん、なぜ嘆く。僕は普通の子供だぜ?

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