閑話休題07 ~詠詩(うたうた)~
いつもお読み戴き有難う。
ん!? おかしい。
あれから慎重に慎重を重ねゆっくりとボスエリアに向けて進行していたのだが、ボスエリアが”牧場”か”動物園”か判断する為の指標動物が出現しない。
出て来る(エンカウント)のはGか、小型犬サイズのドブチュウか、ハスモンヨトウ成虫(実物大=羽込40cm級)という小型?エネミーばかり。
数時間前まで遭遇しまくった牛や豚といったお肉的にウマウマなのはいない。
それはさておき。
結局の所、ボスエリアが"牧場"なのか、"動物園"なのか分からないままボスエリアの手前まで到達してしまった。
果たしてどちらかなのか分からないが、『最悪』を予想してそれを準備する.....[大は小を兼ねる]...あれ?....何か諺が違う様な....まぁいい。
対"動物園"として動くという訳で.......地上部隊との合流を待ちつつ、地上部隊が到達する迄に周辺のエネミーの殲m(ry....掃除をという事になった。
その前に、今現在の私達のステータス確認を。
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アインツ 10 ☆気するば断つ HP 6050/6700 TP 1900/2100
ゲイン 08 ☆流水棒刃 HP 6800/6920 TP 710/860
ライザー 01 ☆剛よく柔を制す者 HP 5400/6400 TP 984/1940
ヴェルン 01 ☆重き鉄塊 HP 4200/6000 TP 630/720
ガイ 13 ☆ガードナー HP 6000/8800 TP 208/410
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全員第三次職に到達済み。
正確には合流する前に私とゲインが、その後、謝肉祭の真っ最中にライザーとヴェルンが第三次職となった。
流石は第三次職。
どの様な名称の職に就く事が出来るのか謎に包まれていると噂されるだけの事はあった。
職業名というよりも何かを表す”言葉”にしか感じられないが。
一応、職業の詳細......といってもステータス画面に書かれている説明を。
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☆気するば断つ・・・・
合気を鍛える事で就く事が出来た職。ユニークジョブ。固有スキルがあるみたいなのだが、全て【???】と表記されており、何か条件....試練?.....を達成する事で詳細が解る様になるみたいだ。
成ってみた感想としては、”気配による周囲の探知能力”や”回避能力”、”反撃”に少々+補正が付いた。戦闘面においては、生き物系.....というよりも、”気”を纏うモノに対する全ての害敵に対しての攻撃威力が強くなった反面、生命を感じとれない”無機物”系に弱くなった様に感じれた。
☆流水棒刃・・・・
棒術の進化形の一つの様だ。流れる水の様な動きで敵の攻撃をいなし両手に持つ棒を刃に見立てて敵を斬る....そんな技術が一つの職に成った職。
この職業のメリットはその流れる水の様な動きにあった。清流の様ななだらかな動きから、濁流の様な激しい動きに.....近接棒術でありながら格闘家の派生とは思えない高回避率。デメリットは棒、杖、槍、薙刀、トンファー以外の武器を装備すると、攻撃力と回避力に致命的なマイナス補正が入る事。
☆剛よく柔を制す者・・・・
格闘系統の剛術家の到達する一つ。名前から解る通り、打撃のプラス補正。似たモノに「柔よく剛を制する」という柔術系の極みの一つがあり、その柔と逆の意味でつけられたモノだと思う。
この職の最大のメリットは敵の弱点に正確無比に攻撃を打ち込める程の大幅な上昇率の命中補正。デメリットは斬撃系に攻撃威力に少しマイナス補正と、柔術系に大幅なダメージに大幅なマイナス補正。もともと打撃....というか”殴り”専門とした戦い方をしていた彼にとってはデメリットといえる程のモノは無いとの事。
☆重き鉄塊 ・・・・
大鎚による圧倒的な重さの乗った振り下ろし系(叩きつけともいう)攻撃を好んで使っていたら派生したというユニークジョブ。振り下ろしだけでなく、ぶん回しや横打ち付け等の攻撃の威力にも大幅なプラス補正。
デメリットはライザーの職と似たモノで、使用可能武器系統が鎚や斬馬刀等といった重量系武器のみ装備可能で、それ以外の重さの無い武器は装備出来ないというモノ。説明の”重量系”という括りが気になった為、私達のパーティー以外のパーティーに頼んで重さのある鎗をお借りして装備させた所、装備制限に引っかからなかった為.....重さの重いモノであればどの様な(専用武器を除いて)武器であっても装備出来るという、ある意味メリットしかない職だ。
ただ、私達からいうとその武器の”重さ”が最大のデメリットなんだが・・・。
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ステータスの確認含んだ小休止を終え、予定通り地上部隊との合流までの時間.....周辺の掃除をする事にした。
少し投稿が遅くなりました.......すみません。いつもよりかなり短いです。
次の投稿についてなのですが......物凄く間が空く事になるかも。
先日から、体調が悪化の一途を辿り、先ずは問題なく執筆出来る所まで体力というかを回復する所に専念しないと駄目になりました。
その為、本編がフラグを踏んでいない為に話の繋がり的に時系列が前後するかもしれませんが、書き溜めしている派生系の話をリアル時間的な繋ぎとして、間の期間で公開する事になるかも・・・。どうなるか断言出来ないのが・・・凄くもどかしいorz