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きみは ”ひとり” じゃ、ないよ!?  作者: ぽんこつ3’ (DASH)
絆が紡ぐ物語
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閑話休題04 ~詠詩(うたうた)~ 最恐の敵・・・・それは・・・・・

いつもお読み戴き有難う。



注意:今回の話には軽いグロ表現及び生理的にダメとなるエネミーが出現します。苦手と思われる方は次話に進むか、バックして下さい。

 彼の青年達と合流するべく、【京の廃都:地下迷宮】を進む。


 合流予定地点は地下迷宮の地下三階にある中央広間。


 最初、合流地点を地下一階入って直ぐの二階に続く広間でという申し入れがあったのだが、この世界に転移してからの私達の戦闘を行っていない上Woknのモンスター達との力量差がつかめない為、先ずは軽くこの世界での慣らし戦闘を行い、問題がなければそのまま合流して地下迷宮最前線エリアまでお供しようという事にした。


 もし仮にだが、私達【アルルゥさんを見守る会】五人の攻撃が効かない場合は地道に三階層までの初級エリアで慣れるまで戦闘を行うと伝えてある。








~~~【京の廃都:地下迷宮】地下一階~~~


 ここに出現するエネミーは主に【小型家鼠型】と【30cm以上の巨大ゴ○ブリ型】の二種のみ。


 家鼠型の最大の特徴は的というか体長が10cm程しか無いのに加えかなり素早い為に攻撃が当てにくく、討伐する旨味(主に素材や経験値的な)が皆無。だが、放っておくと二十日鼠と同じく、直ぐに増えるという厄介さを持つ。


 毒などの状態異常を含み、おかしな特徴はない為、普通に攻撃して倒せばいい。



 が.........問題は.............。


 ○キ型は、体長が大きい為か鼠型よりかは素早くないと聞いたが、最大の特徴というか.....素手は勿論のこと愛用の武器も直接触れさせたくない。嫌悪感から言っているのではなく、この迷宮に出現するゴキの体表はコモドドラゴンのお口の中以上に人体に悪影響を及ぼす状態異常系細菌やバクテリアがうじゃうじゃ湧いているらしく、素手というか肉体に触れた場合致命傷になりうる病気に感染するとの事。

 また各種近接武器に触れた場合、体表を覆っているヌメリが付着し、腐食するとの事だ。


 拳技で挑む場合、遠当とおあてや指弾しだん系で対処するしかない。もしくは迷宮の地面に所々転がっている石ころを投げつけるか・・・・。




 ※遠当て・・・・闘気弾や攻勢風圧を遠くの的に当てる技。百歩○拳や、銃闘(ガ○シュートアー○)○の遠距離技と同等のモノ。○○雛や葱○にも登場している。因みに霊○(レ○ガン)や波動○は似ているが別のモノ。


 ※指弾・・・・戸○弟や高○先生が使っていた技と云えば分かるだろうか。握り拳から親指を弾くという行動を物凄い力を込めて放つ事で、指圧風や小石、硬貨を飛ばす技。







 っと。


 この世界で初めて遭遇したエネミーが.........


 聞いていた30cm級ゴ○どころか、1m級ってそんなの........有りなのか?



 うっ・・・・・




 近寄りたくない。



 かといって....逃げる事は出来そうにないが。




 ならばっと。腹をくくり、なるべく視界に入れず、巨大ゴ○の生体反応・気配を元に遠当てや指弾の集中砲火を浴びせる事にした。






 ボスボスボスボスボスボスボス・・・・・・・・・・・・



 ギュピャァ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





 ふう。悪は滅びた様だ。

 

 粉々になったナニカを視界に収めない様にして先に進もうとしていた矢先、聞きたくない物音が・・・・・。




 カサカサカサ・・・・・・・・・・・・・・・・・・





 嫌な予感はするが・・・・・放置してバックアタックを食らう訳にはいかない為、物音が聞こえた方に視線を向けた。





 視線の先にいたのは・・・・・・・・・・・・・・・・






 数えきれない程大量の黒い奴ら・・・・・・・だった。




 先程倒した1m級程ではないが、30cmを超えるモノが辺り一面を黒光りする光で覆う様に、そこらにいた。



 見渡す限りの黒光・・・・・・



 たしかに『一匹見つけたら数十匹いると思え』ってよくいうがなぁ・・・・。




 どう見ても、”数十”なんて量ではなく、”数百”・・・・・。



 これだけの相手を1体1体討伐するには遠当てや指弾は不向きすぎる。



 ここはガイの大盾使いLv40で覚える『シールドフラッシュ』で一気に殲滅する事に。ガイの準備が出来るまでゲイン、ライザーと共に両手式指弾の連撃で弾幕攻撃。


 視界に収めたくはないが、ガイの大盾技の(チャージめが終わるまで近寄らせてはならない。



 指弾が命中するごとに黒い奴らがその肉を周りに飛び散らせながら宙に舞う。








 体感にして数分。


 ガイの準備が整った所で、私達は射線から避ける様にガイの後ろ側に回り込む。




 パスッ



 ズガシャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





 ガイの前方に構えた大盾から発せられた音速にもなる衝撃破が、黒き奴らをミンチに変えていく。








 地下一階の床のあちこちに汚いナニカが飛び散った。


 普通ダンジョン系でエネミー(モンスター)を討伐した場合、ダンジョンに吸収される様に死体が消失するのだが、この【詠詩】の場合は消失しない。


 その為、エネミー斃したら死体を回収して素材とするか、火で燃やす必要がある。斃したモノを放置していくとアンデット化という事はないがエネミーが誘因されてしまう為処分しないといけない。


 今回の○キの場合は回収する訳にいかない為、燃やさないといけないのだが・・・・・あちこちに飛び散った肉片を燃やすのは手間がかかりそうだ。

20160525 副題の話数をミスっていたので修正しました。

 × 閑話休題03 → ○ 閑話休題04

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