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きみは ”ひとり” じゃ、ないよ!?  作者: ぽんこつ3’ (DASH)
第01章 始まりの物語
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始まりの物語 ~Wokn~ ② キャラエディットモード

お読み戴きありがとうございます。


風邪で頭がフラフラしているのに、サクサク書く事が出来たので、今日はもう1つ掲載します。

___キャラクターエディットモードに移行します。


 ボクの周りに浮いていた画面の全てが、Wokn本体に吸い込まれていき、代わりにボクの身長と同じかそれよりやや大きいくらいのサイズの鏡ぽいモノが出現した。


 その鏡にはボク自身が映されていた。


___クローンミラーにお客様ご自身の全体像を投影しております。これを元にしてキャラクターの詳細および職業、ステータス、スキル等の設定を行います。


___容姿に致しましては、お客様ご自身の性別を変更する事および現実と大きく異なるレベルの変更は、仮想現実ヴァーチャル酔い等と言った病気の原因となり生命を脅かす為、変更出来ません。ご了承下さい。


___先ず、【タツヤ】様の容姿の変更を行います。この変更を行う際は、現実世界での顔バレ防止の為、最低でも髪色や髪型の変更をお願いします。


___変更を行いたい部位に触れて下さい。各部位の容姿設定変更画面が追加で出現します。そこから、変更する事が出来ます。


___変更は指でタッチして戴き、さらにドラッグ等の行為によって動かしたりする事が出来ます。



 (う~ん。変更って言っても、変に変え過ぎて現実で仮想酔いなんてしたくないし、逆に変になったら嫌だから、そんなに変える必要性を感じないな。変えるとしたら、【顔バレ防止の為、最低でも髪色や髪型の変更】ぐらいかな。)


 髪型をショートカットから前のもみあげ上辺りの髪の長さを長くして肩に掛かるくらいに伸ばし、黒髪の所々に銀色の髪が混じる様に変更してみた。たったこれだけで、本来のボク自身とは思えない程に変わった。


 (うん。もう、絶対にボクだと気付かれないや。)



 これでいいやっと設定を完了させた。





___次に、【タツヤ】様の職業を設定して下さい。


___職業においては下級職業の中から選ぶか、またはランダムで選んで下さい。ランダムに設定された場合は、職業の確認はゲーム開始するまで分かりません。ランダム設定で行った場合、稀にユニークジョブというこの世界においてただ1人のみが成れる職業に就く場合がございます。



 (ユニークかぁ。うん。それでいいや。)


 職業欄を【ランダム】にして登録した。



___ステータス設定に移ります。1から設定される場合には、【完全初期設定】を選び、指定されたポイントを各ステータスに振り分けて下さい。現実の肉体の設定をもとにして設定する場合には、【スキャン後に設定】を選んで下さい。この設定の場合は入手出来るポイントにばらつきが生じる場合がございますが、最低でも100ポイントは振り込まれる様になります。


___どちらかに触れて下さい。  【完全初期設定】 ・  【スキャン後に設定】 



 (自分の肉体を数値に投影出来るって面白いな。うん。これにしよう。)


 【スキャン後に設定】に触れた。すると、真上から光の環っかが降ってきて、ボクの体を通過した後、地面に吸い込まれていった。



___スキャンを完了しました。スキャン結果を表示します。しばらくお待ち下さい。



 数分後。クローンミラーという鏡状のボクが投影されている胸の辺りから、ステータス画面が出現した。





 HP:体力、尽きると死亡。蘇生薬や蘇生魔法等で回復可能。

 LP:寿命、気絶やHP0時に消費される。LPが尽きると、キャラ消失。安全地帯(テントや街中)で一定時間放置する事で回復。

 TP:物理系スキルを使用するのに必要。

 MP:魔法系スキルを使用するのに必要。

 

 STR:物理力に由来。物理系武器装備条件にも由来。

 DEX:命中率、命中精度に由来。

 SDF:物理防御力に由来。物理系防具の装備条件にも由来。

 INT:精神力、魔法攻撃力に由来。魔法系武器装備条件にも由来。

 IEX:魔法命中率に由来。

 MEN:魔法防御力に由来。魔法系防具の装備条件にも由来。


 TEC:技量、各種攻撃力や各種防御力の振れ幅に由来。

 RAT:行動速度、回避に由来。



 STP:ステータスポイント。job-Lvが上がる毎に、1~3Pが貰える。


 <ALT>:称号。イベントに由来。ステータス変動なし。

 <skill>:覚えた技や術。





 【タツヤ】   age:15   sex:man

 job:主: ランダム / 副: 開放条件を満たしていません


 HP:10

 LP:10

 TP:10

 MP:10

 

 STR:10

 DEX:10

 SDF:10

 INT:10

 IEX:10

 MEN:10


 TEC:10

 RAT:20


 STP:150



 <ALT>:なし

 <skill>:なし





___ステータスポイント(STP)を各能力値に振り分けて下さい。STPを残す事は出来ません。


___スキルに関しては、職業およびステータス設定が完了したら自動で取得されます。



 (.....orz ゲームにも平凡って言われた様なきがする.....TT)

 (ボクのステータス、RAT以外全て10の為、どこを上げるか。違う意味で悩む。職業ランダムに設定したの失敗したかも...。)



 【タツヤ】   age:15   sex:man

 job:主: ランダム / 副: 開放条件を満たしていません


 HP:30

 LP:20

 TP:20

 MP:20

 

 STR:20

 DEX:20

 SDF:20

 INT:20

 IEX:20

 MEN:20

 

 TEC:30

 RAT:50


 STP:0



 <ALT>:なし

 <skill>:なし



 先ず、どの職業に就いたとしてもいける様に平均に10ずつ降り、HPとTECとRATに大きく振り分けする事にした。HPを上げたのは、初心者に陥りやすいフィールドからの死に戻り対策。TECとRATは、どの職業であっても共通ぽいから。


 もう一度見直した後、【完了】に触れた。



___現在のアバターと、設定されたアバターを同期させます。目を瞑って、しばらくお待ち下さい。



 システムに云われるまま、目を瞑り、体感時間で1~2分が経過した後、「ポーン」という音の後、若い女性の声が頭に鳴り響いた。



___『アバターの同期を完了しました。目をゆっくりと開けて下さい。』



 云われるまま、目を開けた。


___『何処か、体に違和感はないでしょうか?』



「ないみたいです。」



___『これで、【タツヤ】様のキャラクターエディットモードを終了致します。長い間、お疲れ様でした。』

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