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きみは ”ひとり” じゃ、ないよ!?  作者: ぽんこつ3’ (DASH)
絆が紡ぐ物語
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絆が紡ぐ物語 ~Wokn~ ギルドハウスを建てよう01

いつもお読み戴き有難うございます。

 ボク達が先ずすべき事として....宿屋なり借家なりを借りてそこを仮拠点として、この世界の情報を収集しようとココロお姉さん達と決めたのですが...初っ端から計画が崩れました。


 『宿屋や借家を借りる』、その最大理由が一年もの間、マトリカリア家に居候する訳にはいかないという理由だったのですが....。



 カモミーユさんに話を聞いた所....この街には宿屋とか借家といったモノが無い事が判明しました。



 まあ、よくよく考えれば当然と言えば当然な事でした.....この大陸の名前を見たら解ると思いますが、【封じられし古の大陸】の名前の通り、この大陸というかこの世界は【封じられし】=外界から遮断された世界という訳で、旅行客等といった産業は成り立たないのだ。



 では、どうすればいいのか....宿屋や借家がないのなら、自分達のギルドメンバー用の家、つまりギルドハウスを作れば良いと。



__『【個人ギルド特別依頼:ギルドハウスを建てよう】00/10が発生しました。』


__『01:ギルドハウスを立てる場所を確保しよう。』



 という訳で、場所を得るにはどうすれば良いのか...カモミーユさんに訪ねてみた所、この街に家を建てる場合は【土地開拓依頼】を達成すればいいとの事。ただ、現在は街中に新たな家を建てる為の土地が余っていない為、【土地開拓依頼:外】を受ける必要があると分かった。


 この街の中には新たに家を増やす場所がなく、新たに家を建てる土地が欲しいなら街の外にある平原や森を自分達の手で開拓すれば良いとの事。街の外の土地は誰のモノでもない為、開拓したらした分全てを自分達の所有土地とする事が出来る。ただし、旨い話には落とし穴という事で、開拓するのは自由だがモンスターから自分達の家や土地を護るのは自分達で行わなければいけないとの事。





 【土地開拓依頼:外】を達成する為に必要なモノがいるという事で街の中にある道具屋に行き、100M巻きのロープ二つ、清められた砂10kg入り一袋、笹竹一本、精酒一瓶、白い半紙10枚、スコップ4つ、街周辺の簡易地図1枚、万年筆1本を四人で資金を出し合って買った。


 これらは立地条件の良い場所が見つかり次第、その場所で地鎮祭じちんさいというモノを行い、その土地に住むとされている土地神に許しを請い、また同時に神の加護(建築途中で怪我や災害から守る)を得られる様に願う為に行う必要がありその祭事に必要なモノだ。


 現実でも更地を購入した後、家を建てる前にこの地鎮祭というモノを行う。家を建てる予定地の周りをロープで囲い、神社で年老いた樹木の幹に巻く白いギザギザをロープの所々に付け、土地の中心に砂の山を盛り、そこに笹竹を挿し、酒等を祀った後、神主さんを雇って祝詞を詠んで貰い行う。



 この世界に神主と呼ばれる職業の方は王都周辺かそこそこ大きい街でないといない為、神主に祝詞を詠んで貰うという部分のみ省略し、代わりに踊り子スキルを持つ月海さんに浄化の舞を踊って貰う。









 用意が出来たので、立地条件の良い場所を探す為に街から徒歩数十分から遠くても一日以内で着く場所を探す探索に出る事にした。


 この街のある中央北エリアは他のエリアと違い、比較的モンスターのLvも低く、低Lv冒険者や街の子供であっても散策可能な程に安全だと聞いた。


 安全とは解ってはいても完全に気を抜かず、索敵を行いつつ探索を行った。













 街を出て数時間。そこそこ良い土地があったのだが、水源確保という問題があった為、他にも良い土地が無ければそこにするかという事で、一応候補地として座標を簡易地図に書き込んだ。






 更に数時間。街を出てから半日という場所で、あらゆる条件を満たした土地を発見した。


 近くには湧き水が沸いている小さな泉と、家の建材に向いてそうな硬くてがっしりした木が生えており、太陽?の向きも良く、モンスターがここ十日以内に立ち寄った形跡もなく、予定地から数分の位置には訓練に適した広場まである。


 地鎮祭の準備の前に、現実では地質調査とかが義務つけられているけど、ここは一応ゲームの世界であり、事前に聞いていた事だけど、この中央北エリアには空洞だとか溶岩噴出孔だとか地震諸々といった心配は不要だと聞いた。


 地鎮祭の前に必要な事は、家の総平方メートル数と設計図、所謂間取りを考えないといけない....なんだけど、大体の大きさをロープで囲う事だけで良いらしい。


 そこまでは本格的に行う必要がなく、地鎮祭によって召喚した土地神の依頼クエストを達成すれば魔法で色々やってくれるとの事。



 ギルドハウスの大きさなんだけど、どれくらいの大きさが必要なのか分からない。一応、二~三階建てが欲しい。一階は応接室とか工房だとか仕事関係の部屋を中心にして、二階に各自の個室と談話室、食堂等を配置、三階は倉庫系で。


 今はボク自身も含んで四人しかいないけど、後々の事を考えて、個室は十は欲しい。一部屋辺り、最低でも六畳は欲しいし、どこぞの田舎の小学校くらいの面積を作れば良いかな.....という事で大体の目安で72畳程の面積にロープを張り、邪魔になりそうな木は全て訓練を兼ねて剣と剣技で切り倒した。


 木を剣術でもって切り倒してて分かったんだけど、木自体にも生命力(HP)や経験値があり、モンスターと同じく、切り【倒した】ら根諸共、ポリゴンの欠片になって消失し、硬くて丈夫な木材が2本と100の固定経験値が入手出来た。おまけに、三本に1つの割合で苗木も入手。



 テキパキとみんなで作業分担して地鎮祭の準備を終え、土地神召喚を兼ねた祀りを始める事にした。






 途中でモンスターとの戦闘になると面倒な為、建設予定地の周辺半径100M地点に数か所、モンスター避けのお香を焚いた。


 セルフィナ王国のラテラの街ではモンスター避けのお香500ptsで売られていたのですが、この中央北の街ではたったの50ptsと物凄く安い。この理由はお香の原料となる素材が簡単に手に入る為だとか。しかも、各種ポーション系もセルフィナ王国内よりも格段に安くて手に入る事が分かり、TP回復ポーションやMP回復ポーションを各種10本ずつ買った。



 さておき。地鎮祭をやる事数分後。



 ボク達の前に現れたのは.....システム妖精さんの色違い。


 土地神っていうくらいだから、お髯の素晴らしいお爺さんタイプか、どっかの国の大地母神ぽいのを予想していたのに違った。


 一応確認の為、本当に土地神様なのか聞くと、ゲーム内年数で数年前まではドワーフ面のお髯のお爺さんが土地神をやっていたらしいのだけど、ぎっくり腰になって立っているのも辛いとの事で、システム妖精さんのお姉さんにあたる、システム妖精・緑さんがここの土地神に就任したとの事。


 で、システム妖精・緑さん曰く、この土地神として人前に出たのは初めてらしく、ボク達が指定した大きさの建物を建てる場合、難易度A以上になる【土地神の依頼】がCランク相当でやってくれるとの事。




__『02:【土地神の依頼:C】が発生しました。これは建物の建材収集イベントとなる為、レア度の高いモノを多く集めると、それだけ建物の質が上昇します。必要な建材は【硬くて丈夫な木材100本】【古の石材50個】【魔悦草の枯れ葉30枚】をシステム妖精・緑に渡したら達成となり、次の依頼クエストが発生します。』



 【硬くて丈夫な木材100本】は、さっき切り倒した木材がそれなので、直ぐに渡す事が出来た。木材の品質は全てS。【古の石材】と【魔悦草の枯れ葉】は入手場所が検討もつかないのでシステム妖精・緑さんに聞いてみた所、中央北エリアの海岸付近で手に入るとの事。




 これといって、準備しないといけないモノはないとの事で、このまま素材採取に向かう事にしました。


ギルドハウス建築イベント回は数話続く予定です。


20160127追記。他の方の作品を色々読んでみて追記が必要と分かったので....。


システム妖精さんの身長は個体差でバラつきがありますが、下限110cmから上限150cmです。花の妖精や小妖精は15cmぐらいです。精霊属妖精科の妖精は5cmぐらいです。

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