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きみは ”ひとり” じゃ、ないよ!?  作者: ぽんこつ3’ (DASH)
第01章 始まりの物語
10/54

始まりの物語 ~Wokn~ 初めての戦闘 その2

いつもお読み戴き有難うございます。


20150902 誤字修正 ちか× → みか○

 結局、色々と考えられる戦法と連携を試しつつの、ごり押しとなった。三人の依頼達成クエストクリア条件のパーティー人数×イノ討伐5頭の合計15頭を狩り終えた現在、jobLvがさらに5つも上昇した。現在のボクのステータスはこちら。



 【タツヤ】   age:15   sex:man

 job:主: 名もなき流浪人 Lv7 / 副: 開放条件を満たしていません


 HP:50/85

 LP:25/30

 TP:8/55

 MP:20/20


 STR:80 + 10

 DEX:70 (STP+7↑) 

 SDF:60 + 15

 INT:20

 IEX:20

 MEN:28 (STP+8↑)


 TEC:80

 RAT:75


 STP:0



 <ALT>:ユニークジョブ持ち/名もなき流浪人/イノの天敵/

 <skill>:剣術系__斬(消費TP1):Lv5/なぎ払い(消費TP2):Lv5/滅多切り(消費TP5):Lv6

      忍術系__薬剣術(消費TP1):Lv8


 装備::

 防具: ただの服(上下)/ 皮の鎧 SDF+10 / 守りの指輪 SDF+5

 武器: 木の棒+1 STR+10.必要STR20/


 所持金::

 pts: 360   / Rp: 5 






 いつの間にか覚えていた【薬剣やっけん術】というのは、身近なモノを投げつけ、それによってダメージを与える忍術の手裏剣術の一種の亜流。忍術と投術は似ているが、忍術の薬剣術はダメージを当てる事を主にしたモノで、投術は動きを補助したり妨害する事を目的にしている。


 jobLvがLv1上がる毎に、物理系ステータスが+5されているみたい。数字のキリが良いという理由で、入手したSTP15ポイントの中から、7ポイントを物理系命中(DEX)に振り、残りを魔法系防御(MEN)に振った。未だ、魔法を使ってくるモンスターに遭遇した事はないけど、いざって時に魔法系攻撃で立ち往生をしたくないので、揃々、魔法系防御(MEN)にもポイントを割り振る事にした。




 「ウチ。双剣士系のはずが....いつの間にか忍術っての覚えてたんだけど....。」


 「それって....薬剣術?」


 「そう、それ。」


 「...ある....。」


 「スキルの詳細によると、何でも良いからモンスターに投げつけてダメージを当てまくったら覚えるって書かれてた。」


 「あれっ。確か...攻略板によると、【忍び】ってjobとその忍び専用スキルが忍術って書かれていたはずなんだけど...。」


 「アレが原因ぽい....?」


 「...アレ?....?」


 「たぶん。”ユニーク”って部分か。”名もなき”って部分。」


 「という事はさ....ウチ等って微チートぽくない?」


 「....チート....?」


 「チートっていうのはね、みかちゃん。ズルとか、卑怯とかいう意味で改造データ使ったりするずるっこの事なんだけど。近年のゲームでいう”チート”というのはね、ズルいと思われる程、優秀なスキルとかステータスを持った人の事を呼ぶ時に使っているの。」


 「チートっていうけど、その分、総攻撃力低いし装備制限キツイしで縛りが酷いから、そこ含んだら全くチートなんて言えないって。」


 「うんうん、確かに。....っと、それはそうと、一応、依頼目標は達成したんだし、ギルドに達成報告に行かない?」


 「そうしましょう。」






 ラテラの街に戻ると、寄り道せず、冒険者ギルドの達成報告窓口に報告しに行った。


 「ふむ。ワシの依頼を見事に達成したな。ふむ。よくやった。これで、お前らも立派な冒険者Lv.1だ。」


__『【ヴォルグ】からの依頼:【イノ討伐:5頭】を達成しました。最短時間達成ボーナスが発生しました。STP+20ポイントと1000ptsが送られます。』


__『【チュートリアル:冒険者見習い】を達成しました。【冒険者ギルドの依頼および受注受付】が開放されました。これにより、冒険者ギルドでの依頼を受けたり、依頼する事が出来る様になりました。』


__『【チュートリアル:友達を作ろう】の達成条件を満たしました。【フレンド間ステータス相互理解】が開放されます。フレンド登録者同士限定ですが、ステータスを見せ合う事が出来る様になります。また、見られたくない相手には【ステータス相互理解:拒否】を指定して行う事ができます。』


__『【チュートリアル:パーティーを組もう!】の達成条件を満たしました。【パーティー専用通信】が開放されました。パーティーを組んでいる者同士であれば、この機能を用いた通信を行った際、同時に5人まで会話する事が出来ます。また、過去の会話ログを確認したり、記録する事も出来ます。』


__『全チュートリアルを達成した証として、ALT【チュートリアル達成証】を得ました。』




 チュートリアル達成がどうのこうのいうシステム音声も気になるけど、先にヴォルグさんから返してもらったレベルプレートを確認した。




 名前:【タツヤ】 / 性別:【男】 / 年齢: 【15】


 冒険者Lv: 【2】 / 冒険者ランク: 1/【無色】

 発行:【セルフィナ王国・冒険者ギルド・ラテラの街支部】発行


 現在受注中依頼:なし

 依頼達成履歴: 採取系 0 / 討伐系 1 / 護衛系 0 / 緊急系 0 / 失敗 0 /


 備考: 前歴なし / 冒険者見習い試験達成証 / セルフィナ王国通行証 /





 冒険者Lvと履歴の討伐系が1増えて、備考に【冒険者見習い試験達成証】と【セルフィナ王国通行証】というのが追加された。ヴォルグさんに聞いた所、冒険者ギルド員として認められた者(冒険者見習い試験=支部長からのイノ討伐依頼)にのみ、冒険者見習い試験達成証が発行されるとの事。この達成したというのがないと、ギルドで依頼を受注出来ないとの事。

 また本ギルド員として認められた事で、セルフィナ王国内で身分が証明されるという通行証の発行もされたとの事。通行証がなくても他の街に入る事は出来るが門番相手に面倒な手続きを毎回行う必要があるが、通行証があれば最初に1度本人確認(通行証確認)したらその後はレベルプレート提示だけで行き来が出来る様になるとの事。

この話でチュートリアルクエストは終わります。

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