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俺の友達の話シリーズ

君の体温

作者: 尚文産商堂

君の体温をすべて感じていたいんだ。

だから俺は、君がいるところすべてを見ていたい。

まるでストーカーみたいだと、よく言われるけど、そんなもんじゃない。

俺は本心から、君のことを見ているんだ。


だから、俺は今日も君のそばに居続けている。

君が気づかなくたって問題はない。

君の体温を全身で感じていたいんだ。

君から俺を見たとき、どう感じるだろうか。

部屋の中にぼんやりと立っているだけでも、俺は十分だ。

君が寝返りを打つたびに、寝顔を向けてくれる。

この一瞬を大事にしたいんだ。


そう、この一瞬は俺にとっての永遠。

君がこの地を離れたとしても、俺は動くことはできない。

でも、君が幸せなら、俺はもういいんだ。

それが俺に課された罪なのだから。

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