君の体温
君の体温をすべて感じていたいんだ。
だから俺は、君がいるところすべてを見ていたい。
まるでストーカーみたいだと、よく言われるけど、そんなもんじゃない。
俺は本心から、君のことを見ているんだ。
だから、俺は今日も君のそばに居続けている。
君が気づかなくたって問題はない。
君の体温を全身で感じていたいんだ。
君から俺を見たとき、どう感じるだろうか。
部屋の中にぼんやりと立っているだけでも、俺は十分だ。
君が寝返りを打つたびに、寝顔を向けてくれる。
この一瞬を大事にしたいんだ。
そう、この一瞬は俺にとっての永遠。
君がこの地を離れたとしても、俺は動くことはできない。
でも、君が幸せなら、俺はもういいんだ。
それが俺に課された罪なのだから。