表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/9

次話投稿しようと思ったら、短編になっていたために新しく連載しなおしました。

残酷な表現ありとありますがそれは一部なので、ほとんどがコメディ色が強いです。

 私には会いたい人がいる。

 あの日からずっと探しているの……。

 顔も声も思い出せないけど。

 でも覚えているわ……。

 薔薇の香りのする、綺麗で怖い……私の好きな人。










 そうね、彼を例えるなら……。

 容姿端麗、眉目秀麗、才色兼備…と、これは違うか。後は、冷静沈着…………あとは……何ていうのだろう?

 黒髪黒目で眼鏡の似合う知的な美青年。

 あえて人と関わろうとはしないが、全くの無関心ではない。

 時折見せる、ため息の後の微笑を見たいがために、後をつけ回る女子が多発していて……。

 簡単に一言で言うのなら……。


 〝キング・オブ・クールビューティ〟


 彼の名前は、花屋敷(はなやしき) 桔梗(ききょう)

 城陽(じょうよう)大学経済学部一年

 男の子に付けるには珍しい名前だけれど、彼の家族は皆、花の名前が付いているらしいわ。たぶん…苗字が花屋敷だからね。

 一般には知られてはいないけど、実は彼の家の職業は、かなり特殊なもので……もしかしたら、私の望みを叶えてくれるかもしれないの。

 だから私、新井(あらい) 夢姫(ゆぶき)はどんなに断られても!必ず口説き落として見せる!

 と、拳に力を入れてはみたけど……全然見つからないし。

「花屋敷君……どこよ?」

 朝からずっと探しているにもかかわらず、全く見つからず……。

 はぁ~……

 あんまり関わりたくはないんだけど……。

「……ストーカーズ……」

 普段は鬱陶(うっとう)しくとも、こういう場合にのみ役に立つ花屋敷君包囲網(ストーカーズ)

 本当~に嫌だけど、背に腹は変えられない。

彼女達に聞いてみよう……嫌だけどね。



ー約10分後ー

 ストーカーズ侮りがたし!あれからものの数分で、彼の居場所をつきとめてしまうという、快挙を成し遂げてくれたわ……。

 いや…かなり恐いから!

 どうやら彼が居るのは西棟301室。

 ここで、絵のモデルをしているみたい。

 うん。分かるわその気持ち…。

 誰だって、どうせ描くならイケメンの石膏よりも、生身のイケメンを描きたいもの。

 間違ってはいないわ。

 そして、美術部員(かれら)の邪魔をしないように注意して、私は静かに…そ~っとドアを開けて覗き込んだ。

 そこには部員達に囲まれるようにして、椅子に座って読書をしている姿の彼が居た。










ここまで読んで下さってありがとうございます<(_ _)>

次回はいつ出せるのでしょうか?

ドキドキしています。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ