【意味怖】日記【200文字小説】
小学校のころ先生に日記をつけろと言われた。
先生からの返事とかわいい判子がうれしくて毎日書いていた。
その癖はまだ抜けない
小学校の頃先生は
クラス全員に日記を付けろと言った
それ以来私はこの齢になるまで
日記を付け続けている
昨日の日記に書かれている内容
TO 偉そうな上司へ
さっさと死ね
今日はその上司の葬式だった
今日も私は日記にこう書く
TO 高飛車なお局様へ
さっさと死ね
ああ明日はお局様の葬式かな
君は私へ罵詈雑言
私が殺したと
私が呪ったと
嗚呼勘違い
私は毎日日記を書くだけで
何もしてない
何も頼んでない
今日は先生へ日記を書く
先生の返事を待つ
今度から「意味が分かると怖い話」に該当するかもと思うものは
【意味怖】~ とタイトルに入れようと思います。
該当するか微妙なものでも入れますので
『こんなの意味怖じゃねーよ!』と思ってもご容赦ください
ネタバレは活動報告にて