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第陸話

「ん…ん?」


俺は異臭で起きた


「よぉ、起きたか」


穴倉から這い出ると幽が話しかけてきた。


「これは…」


島の鬱蒼とした森が燃えていた…


「救護は?」

「昨日の夜のうちに終わってる」

「なら話が早いな。パール・ジャム 回収 顕現 ゲブ神」


海水を集め、燃えている森の中心に水を落とす。

たちまち水は島全体を包み込み、消火した。


「フゥ!いいねぇ!」

「誰がしたんかな…」

「あ?暴走とかじゃね?」

「そうなると…面倒だなぁ…」

「はは!、お前はいつも面倒くさがり屋だな!」

「言うなよ…」


と、その時、森の中から人が出てきた


「ん…人?」

「あぁ人だな」

「…こっち来てね?」

「あぁそうだな」

「……だる」

「おい言うなよ…あいつも苦しそうだぞ?」

「あ"?お前、強いな?」

「…前言撤回、ただの戦闘狂だ」

「はぁ…ゲブ神 回収 顕現…あぁ、法皇(ハイエロファント)

「あれ正式名じゃなくね?」

「え?今気にする事そこ?」

「何をごちゃごちゃ言ってんダァ?」

「はーい拘束しますねぇ」


そいつに絡みつく法皇(ハイエロファント)、 そのまま拘束…できず


「フン!」

「あらら、ダメか」

「なんか手あんの?」

「うーん…回収 法皇(ハイエロファント) 顕現 世界(ザ・ワールド)

「あ、お前(謙吾)!それだけはねぇだろ!正々堂々勝負しろや!」

「なんでお前(幽)がキレてんだよ!!」

「いくゼェ!」

「あぁ、もう!世界(ザ・ワールド) 時よ止まれ!」


時が止まった中、動けるのは俺一人…ではなく


「あ〜あ、たまには違う超能力も見せてくれよ」

「うっせぇな、ブラフぐらい貼らせろってんだ」

「で?そのブラフが必殺技くらいに強いのですが?」

「そんなんD4Cとかに比べりゃ全然よ」

「違いねぇ」


さて、さっさと終わらせたい。

俺はそいつの首杉を軽く殴った


「そして時は動き出す」

「ガッ…」

「お前はもう死んでいる…ってね!」

「はいはい、五月蝿いよ」

「んだよ…何ぃ?くらい言えよ」

「んなこと言うか、これでも学園長の前だぞ」

「…は?」

「あらぁバレてたの?」

「それはもう、1時間くらい前から」

「うっそぉ…全く気づかんかった」

「そらそう」

「うふふ…さて、もともと7日間の予定だったのだけれど…かの生徒、藤原妹紅によって中止となったわ」

「ま、当たり前っちゃ当たり前だな」

「お、おう…(めっちゃフランクに話しかけてるけど大丈夫なのか?)」

「なので、少ないけど1日の思考、判断、闘力で最終試験を判断するわ」

「あ、さいですか」

(えぇ…謙吾のやつ、不敬罪とかでいなくならないのか?)

「あら、お隣の子とても困惑しているようね?」

「あ、そっかお前にはまだ話してなかったことがあったわ」

「え?」

「学園長、俺の親戚、Do you understand?」

「NO」

「んだよちゃんと理解しやがれ」

「無理無理無理!!お前、超能力だけでなく権力もかよ!だァァやってらんねぇ!」

「…そっとしとくか」

「じゃ、今のうちに転移するわね」

「あ、はい」


足元の魔法陣が光ったかと思えば、その光は柱となって俺たちを包んだ





気づいた時にはまさに書斎って感じの場所へと転移していた


「あ、変わってないのね」


俺の率直な感想だった


「うふふ、そうそう変えるものでもないでしょ?」

「ま、それもそうか」


ここの本棚にある本は単に何かが書かれているわけじゃあない。

この本は魔導書とも言われ、この学園に起きた出来事を記録している…らしい


「それで?ここに呼んだ理由は?」

「もちろん、あなたたちが所属するクラスについてよ」


十中八九そうだろうと思った俺は


「Aクラスですか?」


と問いた


「いいえ」

「なら…」

()()()にはSクラスに行ってもらうわ」

「「…は?」」


Sクラス?いや、何かの間違いだ。

レミリアでもB()()()()…ならAクラスが妥当だろう


「な、なぜ俺たちがSクラスに?」


童謡は感じるがそれでも問いかけた幽に幽々子は言う


「あなたたちは勘違いしているの。この世界は今レミリアでもSクラスよ」

「はぁ!?」


Sクラス!?あのバカがか?


「…それほどまでに此処の力は」

「えぇ弱くなっているわ、4千年前とは大違い。」


4千年まえの基準なら俺たちでさえSクラスは容易じゃあなかった…

それが今ではあのレミリア(ザコ)がSクラス…


「だからこそあなたたちを此処へ呼んだのよ…」



「初代学園長にしてこの学園の創立者、戊眤謙吾」



「その戊眤謙吾の教え子にして最初の卒業者、雹雪幽」


「あなたたちのお願いよ、この学院の生徒たちを」


ー鍛えてあげなさいー

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