第参話
1時間後、過ごす場所の大体ができた時、俺は一つ、見落としをしていた
「あ〜…水の確保考えてなかった〜…」
今、俺に足りないのは水分だ。
今の季節は春、とはいえどこの島がどこにあるかなんて分からん。
赤道近くにあるなら温度が高くなると不便だ
「しっかし…蒸留するにもどうしようもないな…」
蒸留させるには乾燥した木が必要になる
まぁ他の奴らは魔法でどうにかしてるだろうけど…
「湧水探すか…」
だが、あるかも分からないものに時間も体力も消費できない…
「ビーチ・ボーイ、回収」
ビーチ・ボーイの先端の手には30cm大の魚が3、4匹捕まっていた
「よし、これなら少しは持つな」
そして俺は"別の超能力"を使う
「顕現 ホワイト・スネーク」
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私はレミリア・スカーレット
スカーレット家次期当主と言われている。
別にそのことについてはなんとも思わないわ、だってそうなるって"運命"が言っているんだもの
でも、この学院の入学式で私は奇妙な人にあった
「争いがなくて良かった」
なんて独り言、理大学院に通う生徒じゃ考えられない言葉。
気になるのが性ってものよね。
私は自分の地位と権力で今回のテストがどんなのか、最初から知ってたわ。
だから私の超能力で運命を定めたの
《私はあいつと会う》
と言う。
けど、正直この運命は失敗だった…
私の超能力、『予測運命』は、私が定めた運命を必ず叶えられる強力なもの…
でも欠点があるの、それは一度決めた運命は変えられない、決めれる運命は1つだけ
だから、この試験で私は自力で食料などを確保しなければならなくなった…
でも杞憂だったわ
誰も私を止められないんだもの
「ん?い、今なんか通ったか?」
「あ?何を言ってんだお前」
「お、おい食料が!」
私としてはただ歩いているだけの感覚、それでも彼らには捉えられなかったようね
「フフ、さてアレがどんな力を持っているのか…いつわかるのかしら♪」
う〜んわかりにくい…
現在時刻
1日目 昼