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第弐話

「さて、確かここだな」

理大学院はこの世界で最高ランクの学院、それに教師として世界機関の人々が表れるため、その場所を秘匿してる。

故に集合場所が指定される、そこからどうやって連れて行くかは知らんが。

「頼むから乱暴な真似をしないでくれよ?」

集合場所はとある学校の体育館。集まった生徒は約1000人と言ったところ

(思ったより生徒が多いな…いや、全国から集まっているとするならちょうどいいのか?)

入学までには筆記や超能力、魔法の試験があるが、学院の定員は定められていなかった。


「ま、争いもなくて良いもんだ」

「あら、この学院においてその発言はどうかしら?」


…と俺の独り言を拾う人が一人


「ん?あぁ…確か………あ、そうそうレミリア・スカーレット、だっけ?」

「あら、知っているの?あなたみたいな一般人が」

(その一般人、代々お前らを支えているんだぞー)


レミリア・スカーレット。スカーレット家2台目当主。

かの家では全員が吸血鬼の因子を持っている。理由は知らんが。

約600年前から世界機関の財閥として世に君臨している。

まぁ大体が問題児っていう欠点を抜けば素晴らしい一家だろう


「んで?お前はこれをどう思うよ」

「敬語も使えないなんて、よく理大学院(ここ)に入学できたわね」


凍傷してきた彼女を見しして俺は質問を繰り返す


「いくらなんでもこの人の量は多くないか?」

「あら、この事態に違和感を覚えるくらいには頭が使えるのね」


……うん、だるい。完全に下見にられてる。

帰りたくなってきた…


「はぁ〜…」


ため息が出る


「何よ、その顔」

「あ?気にすんな」

「……」


んだよその目…いうことあるなら言えや…


『皆様』


と、アナウンスが入った


『この度、御学院にご入学おめでとうございます。ですが』


ん?


『試験がどうやらひとつ抜けていたみたいで、この場で最終試験とさせていただきます』


へ〜この場で、何すんのかな?


『では…7日間生き延びてください』


「……は?」


そのアナウンスとともに、体育館の壁、天井が消え、無人島が現れた。


「おいおいおいおいおいおいおいおいッ!」

『あ、怪我人やリタイアした人につきましては職員が行きますので』

「ルールは!?」


誰かが声を上げた


『殺し以外は特に。それでは接続処理が限界ですので、皆様の入学、期待していますよ』


こうしてなぜか、無人島(?)生活が始まるのだった


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「さて…」


今全員がいるこの場所は浜辺、とても生き残るには適していない。ように見ええるだろう


「どけ!俺が先だ!」

「邪魔だ!」


他の生徒は我先にと森の中に突進していった


「バカか?あいつら」


ものの5分で浜辺には俺一人となった


「さて…ここは砂が多すぎるな、岩場のある場所まで移動しよう」





ものの10分、岩場と砂浜の良い感じの場所に着いた


「うっしこんなとこやろ」


俺は持ち物から折りたたみスコップを取り出した。


「さすが最新技術、俺にピッタシに合わせてくれんのね」


これは父さんがくれた「万能折りたたみ式サバイバル道具」だ

何が合っても肌身離さず持っておけとの遺言を守っている

現れたスコップは3mほどの大きさ。

これで砂浜を掘っていく。


「深さ1m、長さ2m、幅は〜…1.5m位か?」


さて、この作業をする前に…


「釣りをしますかねぇ」


無人島で、時間が限られている場合、食と住を効率的に考えないといけない。


「それにおいて釣りほど簡単なものはないな♪」


もちろん山で狩りをしたりする方法もあるが、野生動物よりも海の生物の方がいる確率が高い。


「…誰もいないな?」

「…顕現 ビーチ・ボーイ」


これなら家が完成する頃には魚がたくさん釣れるだろう


俺の想定している家は棺桶を地面に埋めた感じの穴くらだ。

屋根は椰子の葉などで代用する。


「さて、頑張りますか!」

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