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人類滅亡学者の旅路  作者: さくら
人類滅亡
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 朝が来た。


 おはようございます。

 挨拶は大事。

 …でも僕一人だけだから関係ないのかな、もう。


 人類が滅亡してから、雀や猫も消えた。

 いや、多分、目立つ所に居ないだけで、何処かで生きているだろうと思う。


 売場にあるパンを勝手に食べる。

 多分数日後には食べれなくなってしまうので、勿体無いから。…モグモグ。美味し。


 よし、準備をして、ショッピングモールを出よう。


 昨日で、大分装備品を整える事が出来たし。

 重畳、重畳ですから。

 人間の敵は、人間です。

 でも、人類滅亡してるので敵は居ない。

 僕って、ラッキー?




 お外の空を見る…雨模様です。

 あらら?

 これからは毎日が日曜日なので、急ぐことは…何もない。

 しばらく雨宿りです。


 僕、自由自在だ。


 雨が降っているのを見ながら、僕は考える。



 僕は、基本ナマケモノの性。

 きっと放って置けば、ずっと寝ている。

 それが悪いというわけでは無いけど。


 道徳とか善悪の基準とか、もうどうでもよいのだな。

 差別とか平等とか、もはや意味すらなさない。

 なんせ世界中に僕一人だけだから。


 だが、一日中ナマケモノは健康に悪いと思う。

 なんせ医者がいない。僕には医療的知識や技能もない。

 健康状態を保つことは、この世界を生きる上の必須事項だ。


 実に切実な問題です。


 あー、あれだな。あれ。

 目標が必要かな。

 健康維持という目的の為には、毎日の目標を設定した方が良いかも。


 まあ、昨日今日で決める必要もないから、おいおい決めてけば良いか…。

 自分さえ良ければいいんだし。

 僕、自己中ですか?

 でも、僕一人だけだから、そんな言葉すら意味が無いよ。



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