朝日
朝である。
朝とも言う。
朝かいな。
眼を開ければ、朝であった。
身じろぎもしない。
思い返してみる。
うん…朝で間違いはない。
床に敷いたカーペットは、ほんのりと暖かい。
お陰で、汗をかいてしまいました。
上半身を脱いで、濡らしたタオルで汗を拭く。
下着を替えると、スッキリした。
スーパーから拝借したポカリを飲む。
ウッ、生ぬるいで候…まずいでござる。
しかし。身体が水分を欲しているようで、ゴクゴクと半分飲んでしまう。
テントを出ると、東から出ずる陽の光りが眩しい。
辺りは、すっかり明るくなっている。
うん…スッカリ朝ですね。
一日の始まりだ。
「おはよう。」と呟く。
誰も返答は、しない。
でも、もしかしたら、言ってみれば、返事があるかもしれないではないか。
まあ、僕には、どうでもいいけどね。
バーナーでお湯を沸かして、即席ラーメンを作って食べる。
お母さんが味噌ラーメンが好きだった。
水が足りなかったのか、少しだけ、しょっぱい。
スープを飲み終わった後、白湯を入れて飲み干す。
朝日が昇っていくのを、道路のど真ん中で、朝日が照らす街並みを眺めた。
ゆっくりと陽が昇っていく。
太陽が10時の方角まで、昇ってた時、そろそろ出発しても良いかなと気分になる。
いつ何をしようとも、僕の自由なのだ。
人類は滅亡した。
社会は存在しない。
僕一人だけが在る。
社会を支える必要は無い。
役割分担は無い。
すべきことは何ほどのことは無い。
慮る必要も無い。
どうだ、羨ましいだろう?
テントを畳む。
装備品を丁重に確認する。
さあ、出発です。
そうですね。山を越えていきましょう。
登り坂です。北へ真っ直ぐ行きましょう。




