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ロード
サイクリングロードに出る。
ああ、僕、昔、ここを通ったよ。…懐かしいなぁ。
閑散としている。
さもあらん…人類は絶滅しました。
クスクス。
それにしても、恐ろしいほどの静寂だ。
実に良い。
人間とは雑音を生成する生き物だったのかも知れない。
いったい、その存在理由とは何だったと言うのだろう?
あまりにも愚かで醜く穢らしい…全てマグマに投げ入れて浄化すれば良いと思う。
もう、消えてしまったので、それすら叶わない。
なんて罪な生き物。
あとは、僕一人。
地表の凡ゆる処に、住宅が満ち満ちている。
ひしめき合って建てられている。
ああ、何もこんなに密集して住まなくてもと思うほど。
人類が絶滅した今では、それが、まるで霊園のようだ。
すると人類最後の一人である僕は、墓守なのか。
過ぎ去り日かの日と同じように北上していく。
あの時は、自転車だったけれども。
テクテクと、歩いて行く。
このまま歩いて行けば、中央市街地に出るだろう。




