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第4話 マッスル!

「もうすぐ見えてくるはずだ」


「本当に助かったよ」


「待って。なんだアレ?」



校舎の入り口が見えてきた。だがそこには巨大な筋肉があった。

比喩ではなく、ものすごい巨体が上裸で佇んでいる。



「あそこに行かなきゃなんないの?」


「この大きさの校舎だし、裏口は遠いと思うぞ」


「だよなー」



え、本当に行かなきゃダメ?


距離が近くなるにつれ、顔が少しずつ見えてくる。金髪でものすごい笑顔でこちらを見てくる。


目が合った



「君たち!マッスル!」


「「…」」


「いや本当に良かった。今からジムに行こうと思ったんだがな、それでは入学式に遅刻すると思って先生に伝言を頼もうと思ったんだ」


「「…」」


「そういう訳だ。君たちに伝言をお願いできないか?」



ものすごい笑顔でこちらに近づいてくる筋肉。

とりあえずイデアル端末で見てみる。



名前 レンジ・マスル


クラス D→C


実績 第68回ボディビルコンテスト 優勝

第24回ハイセン地区ボディビルコンテスト 優勝

第42回全国ボディビルコンテスト準優勝

マッスルホイッスル社 プロテインCM出演

etc…



凄い数の筋肉実績が並んでる。



「って!?」


「ん?」


「このクラスどういうことだ!?」



姫音も気づいたか。



「もしかしてこのDクラスのやつか?それなら実はな、Dクラスにはジムとかがないと聞いてな、入学そうそう欠席ばかりするのもどうかと思い、兄に相談したんだ。

そしたらポイントを入学祝いでくれて今朝、1番自由の効く移籍権を買っておいたんだ。本当はAかBが良かったんだが、あまり優遇するのも良くないと言われてな」


「いや貰ったって、DからCだけでも500万ポイントはするぞ?」


「はっはっは。筋肉のためなら仕方ないと思わないか?」


「思わないです」


「そんな遠慮しなくてもいい。変わるのは次学期と聞いていたが、入学式前だったからか、今日からCクラスになれたのは思わぬ幸運だな!」


「遠慮の意味知ってる?」


「おっと。時間がない。では先生に遅刻すると言っておいてくれ。朝筋トレの時間が迫ってる。それでは。マッスルーー!」


「ま、まっする?」



姫音はどうやら、少し筋肉に毒されてしまったらしい。


これから日本に関することとかが出ると思うけどそういうもんだと割り切って欲しいです

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