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第2話 学校の仕組みと迷子の女性

まぁ落ちこぼれと言ってもこれから5年間ずっと同じクラスな訳では無い。クラスを変える方法は2つ存在する。


1つは学年が変わるタイミングである。この時そのクラスの中で投票が行われ1番票を集めたものが1人だけ上のクラスに上がれる。だがこれはあんまり現実的では無い。人望だけでなく能力や票を買ったりする財力などが必要だからである。それを持った上で1人だけが上のクラスに上がれるからである。


必然的にもう1つの方法が現実的になる。それはクラスに移籍する権利を買うことである。これを買えば次学期には違うクラスに入れるだろう。

だがこれも簡単にはいかない。それは何故か、アルス王立学園に入学した生徒は、普通のお金は使えなくなる。ポイント呼ばれる物しか使えなくなるのだ。


ポイントはクラスのランクと個人評価ポイントから毎月計算され支給される。

ちなみに今日の朝支給されてた。まだ使ってないけど。

これからポイントはしっかり節約して使ってかないとなぁ。Cクラスはあんまり多くないし、入学した時点での個人評価ポイントは0だし。


まぁ1番最初は入学記念ポイントみたいなのもついてたから少しくらいなら使っても大丈夫だろう。具体的には明日から始まるガチャに少しだけ…



「うーん…こっからどこに行けばいいのだ…なんでこんなに広いのだ…そもそも何故私がCクラスなんかに…」



考え事をしながら歩いていると、少し先にいる女性がキョロキョロと周りを見ている。この国では珍しい黒髪黒目の女性だ。

ちなみにだが俺の髪は薄めの茶髪。この辺りでは珍しくもないだろう。目も茶色っぽい感じだし。


改めて女性を見てみるが、まぁ迷子で間違いないだろう。なんか1人でブツブツ言ってるし。

周りを見てみるが少し早めの時間帯だからかまだ生徒も少なく、少ない生徒も校舎の広さに驚いている者や、自分のことでいっぱいになっている者が殆どで女性に話しかけようとしている人はいない。


うーん。見過ごすのもなんか悪いし、少し話しかけるか。



「そこのお姉さん」


「身体能力テストだってA判定だったのに…」


「おーい。聞こえてるー?」


「そもそも試験官の2人が………っ!?」


「おっ。気づいた。間違ってたら悪いんだけどもしかして迷子になってる?」


「迷子…うぅ…お恥ずかしながら行く場所が分からなってしまって」


「ここ広いですもんねー」



やっぱ迷子だったか。聞いたところによると地図とかを読むのが苦手らしいし、イデアル端末とかの操作も苦手らしくナビの出し方が分からないらしい。珍しい。


改めて近くで女性を見るがめっちゃ美人だ。綺麗な黒髪が肩ほどまであり所々紫が混じってる。顔も非常に整ってるし。なんかナンパみたいになったな。



「ところでさっき言ってたみたいだけど、試験に不満でもあったの?」


「あぁ。Cクラスの事か」


「うん」


「いやな、私のテストでは身体能力テストではA判定だったし、なんなら中にはSもあった。それに学力テストもBは取ってたし、実技も悪くなかったと思うんだがな…」


「Sがあったのか…」



A判定を取れるってことは結構こいつやるな。

それうえS判定があるってことは相当身体能力が高い。


この学校のクラス分け方法は入試で行われる学力テスト、身体能力テスト、実技テスト、そして実績を見られる。エニグマとスキルも参考にはされるが最終評価に少し考慮されるだけである。

彼女が言うには実績はあまりないがそれでもBクラスになれるだけ手応えはあったらしい。


イデアル端末で彼女の実績を見てみる。いくつかの大会成績やテストの順位が並ぶ中、1番上にある実績が表示されている。



剣術:流派 一心流 破門

設定考えすぎてこれから増えすぎると思うんで近いうちに設定集と登場人物紹介作ると思う

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