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第39話 戦術対抗戦6(三人称視点)

「よろしく頼む。俺はあいつより強いからな、油断するなよ」


「それは実力次第」



そこに佇み睨み合っているのは、片や、首にトゲトゲの首輪をし、腕にもトゲトゲの腕輪、黒いマスクをつけトゲトゲの髪型をしたガタイの大きい男。

片や身長が低く、青い目と、白色の髪に猫耳をつけ、尻尾を逆立てている小柄な少女。

2人が戦闘をした場合一瞬で勝負がついてしまいそうなほど、力の差があるように覚えるが、先に吹き飛ばされたのは男の方であった。


2人の戦闘を可能にするのがエニグマ、その補正値である。


シロナのエニグマの名前はエクス・マキナ。それは神シリーズの1つであった。神のモチーフは伊達ではなく、シロナが得られる補正値はSが多くあった。


だが男は口から血と唾をぺっと吐くと、何事も無かったかのように立ち上がる。



「これでもAクラスの単純な戦闘力なら1番だと思っていたんだがなっ!」



だが男も只者ではなかった。男のレベルは221。レベル100で得たものは、筋力+1とスキル《肉体活性》。そして200で得たものは筋力+1と肉体+1だった。


その有り余る力でシロナを殴りつけると、シロナの身体は吹っ飛んだ。しかし飛ばされた先で上手く着地したシロナにはそれほどのダメージは見られない。



「やるじゃないか。どれくらいレベルがあるんだ?」


「私のレベルは393。トゲトゲじゃ相手にならないかも」



シロナがそう言うともう一度男に殴りかかる。また男が吹き飛ばされるかに思われたが男の棘がある腕輪が急回転しシロナを殴りつけようとする。

しかし飛んできた高威力の何かが腕輪にあたり男を少しよろめかせる。



「…少し油断しすぎた。あれに当たったらやばい気がする」


「運良く上の連中の流れ弾があったようだな。お前の予想通りだ。この腕輪と首輪はレベル50と150で手に入れた装備。そして俺のエニグマは装備を強化する。

今の回転もエニグマのスキルのひとつだが、エニグマで強化されたこれを喰らうとタダじゃ済まないぞ。」



男の言う通り、あの棘の腕輪に当たった場合、シロナの手は少し抉れていただろう。銃弾によりそれが防がれたことはシロナにとって大きかった。



「油断しすぎた。私も少しやる気出さなきゃね。1段階目の《戦闘装甲》」



そう言ってシロナが姿勢を少し低くする。シロナの周りにポリゴンのようなものが浮かぶと、羽のような形をした機械仕掛けの装甲ができる。

そこから青白い炎のようなものが出てくるのと同時にシロナが加速した。シロナの力に速度が加わり、その力はとんでもない威力をしていた。

更にシロナは羽の装甲を利用し、縦横無尽に空を駆け回り男を翻弄する。


勝負はシロナの優勢に思えたが、段々と攻撃は男に通用しなくなっていく。



「俺のエニグマは俺の肉体も装備として定義する。そして俺の《肉体活性》は戦えば戦うほど肉体は強く、そして回復していく。勝負はここからだぞ!」



2人の勝負は2階で決着が着いた頃もまだ続く。

上の階の流れ弾がたまたま腕輪に当たるね…




明日の後書きでシロナの能力を1部公開しますね

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