表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/64

第37話 戦術対抗戦4

俺はCクラスから上がりたいと聞かれれば、上がりたいと答えるだろう。じゃあそのために全力を尽くせるかと聞かれれば、答えはいいえになる。


オレがCクラスから上がりたい理由は、せいぜい貰えるポイントが多くなることだろう。欲しいもの買いやすくなるし、課金額だって増やせる。Cクラスにいることで周りから冷ややかな目で見られることもあるかもしれないが、そんなものは正直どうでもよく感じる。


だが入学してから1ヶ月近くが経つまでこのCクラスで過ごしてきた。Cクラスのみんなは戦術対抗戦のために頑張って練習をしてきた。リンネとしてきた特訓だって今日のためだ。


Cクラスのみんなは今の扱いを変えるためや、自分の将来のため、自分の実力を上げるために全力で上のクラスを目指している。


その光景をみて、頑張っているみんなを支えるためになら、俺もCクラスよりも上のクラスを目指す手助けをしたいと思えた。




☆☆☆




「俺の名前はモヒンカ・キンヤだ。キンヤって呼んでもらって構わないぜ」


「丁寧にどうも。俺はアルス・クラウスだ。端末が使えなくて分からないと思うが、アルスが名前だ。悪いが俺のペアのために負ける訳にはいかないんでな」


「そうかよ。だがこっちも負けるつもりはねーぜ。さっそく始めようかぁ!」



モヒカンが手を前に突き出すと、モヒンカ目の前に赤と青のシールドが現れる。概念型か?

あの見た目でもモヒカンはAクラス1組の実力者だ。油断していると呆気なくやられるかもしれない。


俺はとりあえずエニグマの銃を顕現させ、モヒカンに向けて銃を連射する。だが連射した弾は全てあのシールドに阻まれてしまう。



「いくら攻撃しても無駄だぜ。これは俺のエニグマだ。このシールドはな魔術しか通さないんだよ。正確には赤は物理攻撃減衰効果、青は衝撃吸収効果だけどな」



なるほど。その2つを合わせることで擬似的な物理無効効果を作っているのか。

だったら



「うおっ!アブねぇ、急にたまがすり抜けて!」


「丁寧に解説してくれて助かるよ。お礼にこっちの能力も説明してやる。まず俺の銃はエニグマのスキル《無限銃弾》の効果で無限に撃ち続けることが出来る。これは魔力も消費しないので文字通り無限だ。


そしてもう1つのエニグマのスキル《遅性付与》の効果は銃弾の性質を好きなタイミングで変えれる。それこそ魔術の性質にもな」



制限なく無限に撃てたり、性質を自由に変えれるなど強力な効果がある変わりに補正値はほぼ最低のFだがな。

ちなみに俺の銃はオートマチック型だがリロードは必要ないし、連射が可能だ。



「それならこれはどうだ!」



モヒカンの前に今度は黄色と緑のシールドがあらわれる。

そのシールドには魔術性質の弾丸が弾かれる。



「これは魔力の威力を下げる効果と魔力を弾きやすくする効果があるからってあっぶね!」


「言っただろ、好きなタイミングで変えれるって」


「くっそー、こうなったら」



モヒカンの前には今までのシールドが全て現れる。



「俺のエニグマは3段階目までであのシールドを手にいれた。ただ、同時に出せるのは赤と青か、緑か黄色かの2つまでだった。だが4段階目では魔力の消費を必要とする代わりに枚数関係なくシールドを出せるようになる」



魔力と引替えに4枚のシールドを出すモヒカン。シールドは自在に動いて俺の銃弾を防いでくる。さらにモヒカンは弓を取り出すと、オレに狙いを定めてくる。


どうやらモヒカンとの戦いはこれからのようだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ