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第30話 常識知らず

魔術を発動させるには2つの方法がある。1つは詠唱をする方法。声に魔力を乗せて詠唱をすることで魔法陣を召喚し、魔術を発動させる方法。ただこの方法はほとんど初心者が使う。


もう1つは魔法陣を自分で作る方法。これをすることで詠唱の手間を省く事ができる。ただこの方法には1つの壁がある。それは魔法陣が複雑すぎる点にある。


魔法陣を自分で作ると言っても既存の魔法陣を覚えて魔法陣を自分で描くという方が正しい。現状魔法陣を自分で1から作るというのは不可能に近い。何故なら魔法陣に使われている文字は解読されていないからだ。


近年では研究が進みいくつか文字を解読することに成功しているし、魔法陣に手当り次第に手を加えることで、どのように発動しているかを調べたりすることもしている。


これにより魔法陣の中に無駄な場所を作ることで、そこに攻撃を集め魔法陣による魔術の発動に影響がないようにした。


だがいくつかの文字を解読と言っても、ここはこうじゃないかと言う推論に過ぎないが。俺も論文を見た事があるが、解読はほとんどされていないと言える。つまり現状魔法陣をいじることは不可能に近い。


詠唱に関しても同じことが言える。まず詠唱とは昔の偉人が精霊に頼み、魔法陣に書かれている文字を精霊語に訳し、それを現代の言葉に訳したものだ。ただ2回、間に翻訳を挟んだ影響で詠唱での魔術の威力が落ちてしまった。


文字だけが課題では無い。魔法陣に描かれる模様も魔法陣が魔術を出す上で重要なものになる。だがこちらの研究は全く進んでいない。何故なら文字に関連して模様が変わるからだ。


つまり現状魔法陣を書き換えたり1から作ると言うことは不可能に近い。



「で?どうやって威力を高めたって?」


「だから威力が高くなるように、魔法陣の文字を変えたのよ」


「なぁお前、魔術の発動の仕方知ってる?」


「そんくらい分かるわよ、魔法陣を描くんでしょ」


「そうだな。じゃあどの魔法陣を描いてる?」


「?? えっと、火の初級魔術だったら5単語以下で、文字を魔法陣に描いてそれに対応した模様をつけるのよね?分かるわよそのくらい」


「うん、分かってないね」



こいつやっぱり一般的な魔術に関する常識知らないんじゃないか?



「リンネ、詠唱は知ってる?」


「詠唱?知らないわね」


「中学校の魔術論で習わなかったか?」


「私、家の事情で魔術論の授業受けてないのよ」



どんな家の事情だよ。こういうのってなんか聞いちゃいけないっぽいし、聞くのはやめておこう。とりあえずこいつに一般的な常識を教えておく必要があるな。

引越しで、休日だけどあんまり更新出来ないかもしれないです

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