第0話 プロローグ的なもの
学園都市と言われたらアルタ王国、いやこの世界の大半の者は2つのどちらかを思い浮かべるだろう。
それは、アルタ王立学園かその学園がある都市の名前である。正しいのは後者であるが。
学園都市とは世界で1番の領土をもつアルタ王国の3分の1を占める都市である。そこでは日々何かしらの研究があちこちでされている。
アルタ王立学園、この名前を知らないアルタ王国の国民はいないだろう。何故ならアルタ王国の国民が15歳~20歳になると殆どの者がこの学園に入学するからである。
この学園を卒業した者は優秀である者が多い。他国の同年代と比べてもその割合はとても多くなっているであろう。それを可能にしているはこの学園の徹底的な競走システムがあるからである。
この学園に入学した時点で、実力でクラス分けされ、上位のクラスで卒業した者には輝かしい将来が約束される。下位のクラスで卒業しても安定した職業につけたりもするが上位と比べてもその優遇具合は天と地の差があると言える。
大半の生徒はこの学園に入学したら、自信が持つ才と自分だけのエニグマを使い上位クラスを目指すであろう。
この競走の中で、生徒同士が切磋琢磨し合い、自然と才が磨かれていくてのである。
だが、上位クラスを目指すことだけが全てでは無い。この学園では、ほぼ全ての同世代が同じ学園に入学するのである。貴族や王族、大商人の家系等、関係なくである。中には交流を、持とうとする生徒いるだろう。実際、大貴族と結婚し将来が約束された平民も過去にはいた。
ここからの話は、王族、大貴族、大商人、神童と呼ばれた天才や、希少な血族の末裔、有名なアイドルや配信者、そして別世界の者、ありとあらゆる才能達が1つの世代に集まった、
"奇跡の世代"
と呼ばれる世代の物語である。
初めて書いたので誤字が多いかもしれません