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第18話 生徒会長からのありがたきお言葉

新入生歓迎会は何事もないように始まった。資料のプログラム通り、初めは生徒会長からの挨拶から始まった。



「皆さん、こんにちは。私は今期の生徒会長を務めています。4回生Sクラスの高峯栞です。」



あの人が今期の生徒会長、高峯栞。俺達が中学の頃から、体育祭や文化祭、その他いくつもの行事が行われた時、テレビで見ない日は無かったほど有名な生徒だ。


その実力は現4回生の中でも横に並ぶ者はいないと言われる程の圧倒的実力。2つ名持ちの中でもトップクラス。彼女が強すぎで4回生は不作の世代だったと言われている程だ。



「1回生の皆さん、まずはご入学おめでとうございます。今年の1回生はとても優秀な方が多くいると存じます。これからの1年間皆さんは仲間と競い合い、高め合い成長していくことでしょう。

先輩からのアドバイスです。この1年間は同学年だけに集中することをおすすめします。


さて、私からは行事の説明や学校の説明を…」



その後、生徒会長からはこの学校の詳細や行事をいくつか説明していく。行事の説明と言っても行事自体の説明ではなく、メディアに取り上げられるのでその注意点の説明とかだったが。



「これで説明は以上になります。長い説明に付き合って頂き感謝します。


では最後に私から新入生に言いたいことがあります。もう分かっていると思いますが、この学校は実力主義です。


今Bクラスにいる者も、実力が無ければCクラスに落ちあのような扱いを受けます。それが嫌なら実力を示すしかありません。努力は怠らないようにしてくださいね。


そしてCクラスの皆さん、今どのような感情を持っていますか。劣等感?それとも諦め?

ですがもしそこに悔いや反抗心があるのだとしたらそれを大事にしてください。入試の成績はあくまで参考です。

あなた達にはエニグマという個性があります。エニグマは申告制なので、入試の成績の1割程しか含まれていません。


これは私の知り合いの話ですが、彼はCクラスからAクラス首席まで上り詰めることが出来ました。それを成せたのは、そこに血のにじむような努力があったからです。


この学校の行事はほとんどがメディアに晒されて学外の方も殆ど知っている人がいます。ですが完全に学内だけで行われる行事もあります。


今から3週間後、ある試験が行われます。それは新入生対抗戦。戦闘志望の方は2人1組で行われるバトルロワイヤル形式、他志望の生徒は技術を使って戦うクラス対抗戦です。Cクラスの皆さんはここでの勝利を目指して努力することをおススメします。


以上で私からの話は終わりです。ご清聴ありがとうございました」



生徒会長が降壇していく。

それにしても新入生対抗戦か。きっと毎年の恒例行事なのだろう。ここで教師たちは生徒の実力を見極めていくのだろうか?


生徒会長はCクラスのみんなもエニグマがあるからまだ大丈夫とは言っていたが、それは他クラスも同じことだ。現段階でCクラスという事はエニグマ無しでは勝てないと言うことと同じことだろう。


確かにエニグマ次第では力関係が逆転することもある。しかしCクラスに所属していることは才能かもしくは努力で負けているということだからな。


現状、新入生対抗戦がどうなるのかは誰も予想などできないだろう。

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