第13話 やっぱネットの情報はダメだわ
「じゃあ今から実技に入るぞー」
そう言って先生が操作をすると体育館が動く。2つのステージに分けられた。外から中は見えない。多分能力とかを知られないように配慮されたんだろう。
「今からペアになってもらう。どいつとペアになるかは既に決まっている。イデアルに送っといたから確認しろ。ペア自体はバランスが取られている。
今からするのはモンスター討伐だ。お前らにはDからAまでのモンスターを選んでもらい戦ってもらう。戦闘志望じゃない生徒も戦闘志望の生徒とペアになって貰ったから安心しろ。
もちろん能力を明かしたくないやつは棄権してもらっても構わない。
だがモンスターどのように討伐するかで個人評価ポイントは変わるからな。それとモンスターを討伐したやつにはランクに応じてポイントをプレゼントしてやる!Aモンスターはなんとそれぞれ5000ポイントだ!」
なんか楽しそうだな。
今更だがポイントの価値は円と変わらない。1ポイント=1円だ。
さて俺のペアは誰だろ。イデアル端末を、見てみるとそこには正村姫音の文字が。
姫音の方を見てみると目が合った。あっちも確認したらしい。
「じゃあ今から15分、時間をやるからペアのやつと話しとけ。10組あるが最初は2組同時だ。その後の順番は改めて端末で送る。前のペアが終わったら空いたステージに入れ。
私は別室にてモニターでお前らを評価するから。質問はめんどいから受け付けない。ここで変わる評価は微々たるものだ。チュートリアルみたいなものだと思って気抜いてろ。以上!」
とりあえず姫音合流するか。
☆☆☆
「よろしく頼む。アルス殿」
「こちらこそよろしく」
とりあえず床に座って話すことにした。
「いきなりで悪いとは思うが2つ相談があってな」
「どうしたんだ?」
「1つはAランクに挑戦させて欲しいこと。もう1つは今回のモンスターを譲ってくれないかってことなんだが…もちろん2つ目に関しては無理なら無理で構わない。だが了承してくれるなら貰えるポイントの2割をやろう。1つ目の方は出来ればそのままがいいが…」
「なるほどな。うーん。分かった。どっちも了承するよ。だが2つ目に関しては危なかったら介入するから」
「本当か。それなら良かった」
多分姫音は個人評価ポイントが欲しいのだろう。上位クラスに上がるには多くのポイントが必要だ。俺に1000ポイント払うことになるが、長期的に見れば個人評価ポイントで入る収入の方が多いだろう。
「後から言うのもなんだが、実は上位クラスに上がる方法には個人評価ポイントが関係するものがあるらしい」
「本当なのか?」
「確かな情報筋だからな。今更さっきのは無しというのダメだぞ」
「そんな事言わないから安心しろ」
どうやら俺の知らない方法もあるらしい。俺のはネットの情報だからな。この様子だと、他にも何かあるかもしれない。
「黙っていた詫びというのもなんだが、いい事を教えやろう。個人評価ポイントはクラスによって変わるらしくてな。それによって入るポイントの倍率も違うらしい」
「なんかめんどそう」
姫音が言うにはクラスが変わった時に個人評価ポイントも変わり、入ってくるポイントもそれぞれのクラスによって違うらしい。
例えば個人評価ポイントが1000だとする。これがCクラスだったら1000ポイントがそのまま入るとしよう。だがBクラスだったらこのポイントが1500になったり2000になったりするのだ。
これが月1回入るのだからその差は凄いことになる。
まだ入学2日目なのに情報力凄すぎない?俺ネットに書いてあることしか知らないんだけど。もしかして情報をポイントで買ったのか?
ポイントのサイトを見てみると結構売ってた。他にも過去問とかもあるな。流石なんでも買えると言われているポイントである。でも信頼できるって言ってたし違うかも。
「そろそろ時間だな」
「順番を確認するか」
イデアル端末を見てみると俺たちの順番は3番目になっていた。
周りを見ると4人の生徒がステージに入っていった。中にはフレイもいる。どうやら筋肉とペアのようだ。
「時間かかりそうだな」
「気長に待つしかないだろうな」
俺たちは話をしながら気楽に順番を待った。




