第6話 新しい友人
3人で話したあと人も増えてきたので、現在は自分の席に座っている。周りを見ると皆目が忙しなく動いている。きっとイデアル端末を見ているんだろう。
俺もさっきまで学校の資料に目を通していた。人はあれから結構集まっていて、空いている席も後4つほどしかない。
また後ろの扉が空いて1人の生徒が入ってくる。半分ほどの生徒がそっちを見る。それを感じたのか入ってきた生徒の肩が少し跳ねる。そのまま右手と右足を同時に出しながら歩き始める。
めっちゃ緊張してるな。とても中性的な見た目をしているが、制服からして男だろう。髪はそこし青っぽい。そんな彼は俺の後ろの席に座った。
「大丈夫か?」
ガタン
「ぼ、僕?だ、だだ大丈夫だ、よ?」
話しかけられると思ってなかったのか、とても言葉に詰まってる。何か可愛いな。
「とりあえず落ち着きな。深呼吸」
「う、うん。すーはー」
「落ち着いた?」
「たぶん、大丈夫になったよ。ありがとね」
「良かった。俺の名前はアルス・クラウスだ。宜しくな」
「僕はフレイズ・シルキーって言います。趣味は家事です。そのフレイって読んで欲しいな。よ、よろしくね?」
何か守ってあげたくなる可愛さが出てる。
「その、知らない人ばっかりだからとても緊張してたんだ。でもアルス君みたいな人がいて良かった。えへへ」
そう言ってニパッと笑ってくる。中性的な顔とあいまって凄い可愛い。俺はフレイを守ると心に誓った。
そうしてるうちに空席を1つだけ残し、時間になった。それと同時に教室に女性の先生らしき人が入ってくる。
「よーし。全員揃ってるな。……揃ってないな。誰だよ来てないやつは、誰か知ってるか?」
前の姫音があの筋肉が遅れると言っていたことを説明している。理由を聞いた先生も変な顔をしながら分かったと言ってる。それにしても本当に筋肉は遅れたのか。
「まぁいい。まず私の名前は桂香織だ。この1年間お前たちの担任を務める。よろしく頼む。
それと連絡事項だ。これから入学式がある。場所は体育館で行われるから時間までには移動しておくように。
入学式が終わったらまた教室に戻ってきてHRを行う。それで今日は終わりだ。それでは遅れないようにしろよ。
私は遅刻者を探してくるから、お前たちはくれぐれも遅刻しないように」
そのまま教室を出て行った。このクラスの担任になったのが少し可哀想だ。
「入学そうそう遅刻って凄いやつがいるんだな。どんな奴か気にならないか?あ、俺の名前はレンヤだからよろしく」
「よろしく。俺はアルスだ。遅刻した奴は見た目すごい筋肉だからすぐ分かるぞ」
「もう会ったのか」
「今朝少しな」
前の席の奴が話しかけてきた。少しチャラそうなやつ。いやどちらかというとお調子者もの的な。髪はオレンジ色をしている。
「あ、あの!」
「ん?」
「一緒に体育館に行きませんか!」
後ろからフレイが頑張って言う。多分俺とレンヤが喋ってたから言い出しにくかったんだろう。
「いいよ一緒に行こう。せっかくだから3人で行くか」
「俺はレンヤだ。よろしくなー」
「はい!僕はフレイズ・シルキーです。気軽にフレイズって呼んでください!」
そう言ってフレイは俺の隣に引っ付いてくる。距離がすごく近い。腕を組む勢いだ。こっちを見てえへへって笑ってくる。可愛い。身長が低いのもあって、何か弟みたいだ。
「同中?」
「いや、さっき知り合ったばっかだな」
「それにしては懐かれてんなー」
フレイズは作者の癒し枠 レンヤは解説枠
とりあえずここまで投稿します。後8時くらいに投稿しようかなと
基本1日1.2話ペースでやりたいなー
何か欲しいエピソードあったらコメントください
参考にしたいです




