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マングローブの森


私は、マングローブの森と呼ばれている森林公園に遊びに来ていた




コテージに住んでいる一人暮らしの30代前半くらいの知り合いの男性にお呼ばれされたようだ



30代前半の男はひょろっとしているように見えるものの、

背中はしっかりしているように見えた


実は鍛えているのかもしれない

もしくは森の探検をしているだけでも鍛えられているのかもしれない


彼が濃いグレーの半袖を着ていたことは覚えている




コテージに入る前はよく気付かなかったが、中は平屋の一軒家のように広い


そして、木の要素があまり感じられないくらい洋風な仕上がりだった




お呼ばれされたのは、20代後半の私(女)と友達(女)、

50代前半の四角目な顔の濃い男性と

40後半くらいの男性が3人くらいいたような気がする




コテージに入ると、中を案内された

長い廊下が続いており、左右にドアのない部屋が並んでいるような感じだった


1階はリビングと趣味の部屋が多いためドアがなく、2階が鍵付きの寝室で民泊のようだ

普段は遭難者でも泊めているのだろうか?




一際印象的だったのは金魚の水槽が置かれている部屋だった



私の小学校には"いきものがかり”という係があった

以前は2クラスあった1学年のクラス数も人数が少なくなってほとんどが1クラスになった教室は使われなくなって空き教室が増えた


その一部屋はメダカやザリガニやカメやらがひとつずつ水槽が分けられて、

水族館のようになっていたのを覚えている


それに少し似ていた



入ってすぐ真正面に、水槽が縦に3つ並んでいて、その全てに赤い金魚が泳いでいた

7~10匹だろうか

餌を与え始めたこの家の男は私に餌の入った保存容器を渡した


他の金魚たちに餌をやってくれとのことだ


外の植物にも同じものをあげてくれと言われた。




男性陣は引越しの手伝いなのか分からないがダンボールをコテージの中に運んでいた

私のいる部屋の前を通ってコテージの中のリビングの方へ行ったのだ



金魚に餌をやってから、そこにあったサンダルを履いて庭のような場所に出た


金魚の餌をあげる植物ってなんだろうと思いながら

左側にあった池を発見し近寄ると

不思議な花が4つほど咲いていた


見た目は白いひまわりの真ん中の種ができる部分がラフレシアに似ていて

サイズを小さくしたような感じだ

それは池に根を生やしているような

それとも蓮のように浮いているのかよく分からなかった



池の左側の小さな花が溺れているようなぐねぐねとした動きをしていた

元気だな と思いつつ花の真ん中に餌を投げてみた

パク パク とするように少しずつ餌が減っていく


この植物できっと間違いなかったんだと他の花にもあげていく


1番大きかったのは右側の花で色がちょっと茶色くなっているように見えた

弱っているのだろうか

よく見ると前の餌が残っているようだ

ちゃんと食べれていないから弱っているのだろうか


とりあえず餌を投げてみた

そいつはズズ〜と音を立てながらながら餌と一緒に池の水を吸い込んでいるではないか

ちょっと面白くて、もう一度だけひとつまみ分投げておいた




コテージに戻り友達と水槽の金魚を眺めた

ふと窓の方をみるとさっき食中植物の咲いていた外の全てが水に見えた


手前でこの家の持ち主の男と50代の男が浮かびながらフルーツナイフのような小さなナイフを持って遊んでいる


やばいやばいナイフ持って殺しあってる?


と友達の方を見て声をかけてもう一度窓の方を見ると、持っているのは木の棒だった



遊んでるだけじゃない?



ついでに少し庭(森の中)を散策することにした

ここは森ではあるが、森の奥ではないようだ


というのも、庭の柵が敷地の目印なのだと思う


庭の柵を開けて敷地から出ると

右斜め前に黄色や茶色く塗られた金属でできた鳥が止まれそうな建造物があった


止まり木のようなつもりだろうか?


金属で作られているからか鳥は止まっていない

でも、近くまで人が来るということだ

止まらぬ鳥を見に


表面も見て見たくてそれを通り過ぎて振り返るように見ると

“マーシャのもの”というようにイラストと共に金属で英語字が作られていた

マーシャだったのかもよく覚えていないが

会社の紹介ロゴのようにしっかりしていた

Masha'sのような感じだったと思う



そのまま少しコテージから右に歩いてみることにした

行くと、隣に施設らしき家が2つ並んでいたことが分かった


右隣は分からないが、さらに隣は保育園のようだ

園指定らしいの水色のアウターに黄色い帽子を被った子どもたちが柵の中の遊具で遊んでいた


私が戻り始めると、4歳くらいの男の子がどうやって出てきたのか着いてきていた

その子は走って私を通り過ぎた時、胸騒ぎがした


私は追いかけたが、サンダルのため上手く走れない

歩き回る時になぜ動きやすいスニーカーで来なかったのか




それにしても走るのが早い…




胸騒ぎが当たるかのように、

その子はコテージの庭に入った上に金魚の部屋から部屋の中に入ってしまった

ドアと鍵を操っている



部屋の中にいた友達に捕まえて と言うと

ドアて遊んでいた男の子を捕まえて私が入ることが出来た



少しすると保育園の先生らしき人が、ごめんなさいと言いながらやってきた


パーマをかけているのかソバージュのような髪の毛は長めで後ろでひとつに縛っていた



金魚の部屋からベランダ(庭)に降りる軒のところに座り


4人で何かを話していたときに目が覚めた

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