彼からの手紙3
「いつからなんてわからない。けど、1つ言えるのは初めて会ったあの日から今日までずっと変わらず好きだよ。
1人で出てても何しててもれな今なにしてるかなって考えてた。
今でもずっと思ってる。
行ってきますって言ったら行ってらっしゃい。とか。
おかえりとか。言ってきたり。
仕事の時はそりゃ帰って来てれなに会えるのが嬉しくてしかたなかった。
バカやらかした時、めっちゃ自分を責めまくってハグとか求めて来てもきもいからとか言ってごまかしてた。
自分が悪いのに。本当にごめんなさい。
でも今こんな所に居て、会えないからこそ改めて本当にれなの大切さがわかった。
病院にいる時も、ほぼ毎日きてくれたり本当に嬉しかった。
てか、何かいてんだろうな俺は…。
色々言い過ぎだな。きいてないよってな。
でもれなが生きててくれてすごく嬉しい。
今はまだ名前、あきひろだけど、ひろで呼び捨てでいいから敬語とかやめてよ…。他人みたいな…。
帰ったらちゃんと今井家の事話さないとな。
手紙じゃ、伝えきれない。
けど俺が自分の事を今井って言いたくないなかったのは、親父がばあちゃんに手を上げてたのが一番の理由。かな。
他にもまだまだあるけど書ききれなくてごめん。
本当にごめんなさい。そして、いつも遠い所を本当にありがとう。いつも気遣ってくれて、いつもいつも支えてくれて本当にありがとう。」
最後に、「これを読んで返事をくれたら嬉しい。面会にまた来てほしい。」と書いてありました。