町の朝と依頼⑴
久しぶりに書きました。
第2話です。今回も、主人公目線でお送りします。
お楽しみください!
朝日が町を照らす頃。
町の宿に止まっていた俺は明るくなったのに気が付き、目を覚ます。
「…。ふあぁぁー…」
欠伸をしながらカーテンを開け、着替える。外に出て何か食べようかと思ったそのとき、コンコンっと軽やかなノックの音がした。
「はーい、どうぞー」
「おはよう、ヴォルテ。」
入ってきたのはシエルとステラ。俺を呼びに来たようだ。
「僕もさっき起きたから、一緒に何かたべたいなーって思って、」
「おお、いいな!ちょっと待ってろ、今準備するよ」
装備を整え宿を出る。
外には爽やかな風が吹いていた。
「お待たせ、えーっと、どこに行くんだ?」
「この近くにいいお店があるんだ、ついてきて」
シエルは歩き出す。
着いた先は、パンのいい香りが漂っていた。
「着いた!このお店のパンは美味しいんだよ。あと、お菓子も!」
「ほんと、おいしそうだ。どれにするか迷うな。」
「わたしも何か食べたいなー。」
ステラはクッキーを見て、食べたそうにしている。
「シエル、これ買ってー!」
「いいよ。どれにする?」
「えーっと…、」
食事を済ませた後、酒場へ行くことにした。朝だからか、酔いつぶれた客くらいしかいないようだ。
俺は酒場を見渡す。
「へえ、依頼も受けられるのか。試しに1個、やってみないか?」
「そうだね。せっかくだしやってみよう」
シエルも頷く。
さっそく掲示板を見てみることにした。
「お、これはどうだ?武器屋からだってさ」
『魔物の牙を3つ集めてきてください。報酬:武器・防具』
「いいと思うよ。これにしよう」
「わかった。ジェラルド、これ受けるぞ。」
「じゃあ、町の近くの草原に行ってきな。」
「おう、行ってくる!」
目的地を目指し出発するのだった。
終わりが中途半端ですが、次回に続きます。
いよいよ冒険しに行きます!