両親のステータス
そんなこんなで三歳になった。
この三年間は魔力上げをひたすらやって来た。
そのおかげで、なんとMPが2190にまで上がった。
なので今は母さんに魔法を教えてもらえるよう交渉しに行くところだ。
「ねぇ母さん!俺に魔法を教えて!」
親への交渉のコツはなるべく自分を可愛く見せる事だ。
目を輝かせてさらに上目遣いそしてとどめに腰に抱きつく。
「五歳になってからね。」
なん・・・だと・・・
話しを聞いていると理由が分かった。
まずこの世界では誕生日を毎年ではなく五年ごとに祝うらしい。
そしてその年を祝いの年と言い最初の祝いの年である五歳の時に魔法の属性を調べる。
それまでどの属性があるか分からないから教えようにも出来ないらしい。
くそっようやく魔法が使えると思ったのに!
あっそういえば母さんのステータス見たこと無かったな。どれどれ・・・鑑定!
名前 ミーリア・ハーノス
性別 女
年齢 23
レベル 120
HP 10000/10000
MP 100000/100000
筋力 1200
防御 1500
魔攻 5800
魔防 5700
敏捷 2500
器用 4800
賢さ 5300
精神 5100
ユニークスキル
《魔法圧縮》
スキル
《火魔法》レベル9
《魔力回復》レベル8
《光魔法》レベル8
《魔力操作》レベル9
称号
賢者 英雄の妻 元公爵家令嬢 壁を越えた者
・・・は?
いろいろおかしい。
まずレベル120ってあとステータス魔法特化してるな。
《魔法圧縮》
魔法をより多くの魔力を使い圧縮するときの効率が良くなる。
《賢者》
魔法関連のスキルを二つレベル8以上にした者に与えられる称号
効果
魔法関連のスキルのレベルが上がりやすくなる
魔力消費が少なくなる
《英雄の妻》
英雄を夫に持つ者に与えられる称号
効果
夫婦円満になる。
母さん強いな!
英雄の妻ということは父さんは英雄なのか・・・
「ねぇ父さんはどこ?」
「庭じゃないかしら」
「ありがとう」
父さんからは剣を習おう!
ついでに父さんのステータスも見てやるぜ!
庭につくと父さんが剣を振っていた。
「父さん!」
「ん?なんだ?」
「俺に剣を教えて!」
「まだ早いような気がするが・・・」
「俺も父さんみたいに強くなりたいんだ!」
こう言って嬉しくない父親はいないはず・・・
「そうか!俺みたいになりたいか!」
チョロいぜ!
「うん!」
そしてここで鑑定!
名前 エルヴィス・ハーノス
性別 男
年齢 25
レベル172
HP 30000/30000
MP 20000/20000
筋力 8000
防御 7000
魔攻 2300
魔防 3400
敏捷 6700
器用 5100
賢さ 2700
精神 6400
ユニークスキル
《力の等価交換》
スキル
《身体強化》レベル9
《大剣術》レベル9
《短剣術》レベル7
《鉄壁》レベル8
称号
《英雄》 《脳筋》 《女泣かせ》
《力の等価交換》
力以外ステータスを下げることができる。
下げたステータスの分力のステータスが上がる
《英雄》
人々から英雄と呼ばれる者に与えられる称号
効果
レベルが上がりやすくなる
《脳筋》
脳筋に与えられる称号
効果
魔法関連のステータスが上がりにくくなり、身体能力関連のステータスが上がりやすくなる。
《女泣かせ》
異性からよくモテる者に与えられる称号
効果
初対面の女性に興味を持たれやすくなる。
やはり父さんは脳筋だったか・・・
そんなことよりいいなぁ《女泣かせ》いいなぁ
おーれーもーほーしーいー
「ん?どうしたんだ?」
「いや、なんでもないよ。父さん」
「そうか、それでお前は大剣を使いたいのか?」
「俺は力がないから短剣がいいな。父さんは短剣も使えるでしょ?」
「ああ、そうだな。じゃあまず短剣を振ってみろ。」
なかなか難しいな。
「おい!腰が入ってないぞ!」
その日はひたすら素振りとランニングをした
父さんはりきりすぎぃ