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FILE.7 OPEN GAME

車をいったん放置し、急いで店に入ると 鍵をかけて コピー機やら棚やらゴミ箱やらを詰んでバリケードを作った。


僕は荒れ気味の呼吸を整えると、イスに座り駐車場からずっと気になっている事を口にした。 『お嬢ちゃん 誰⁈』 1人車に しかも ゾンビ達がウロウロしてる駐車場に置いてある車に なんの為にいたのか⁈ 疑問でならない「おじさん こそ 誰?」『ん? ぼ、僕? 僕はFUNNYだ 弱き者を助け、悪しき者を倒すヒーローさ。』「へー、お兄さんは?」

「ゲインだ」「お兄さん 強いんだねーカッコイイ!」『あのー、僕だって戦ってたんだけど?』「おじさん はビビって逃げてたじゃん」『逃げてないよ! あれは作戦だよ!昔、友達のジョセフから教わった作戦なの!』

「ふーん。」『むっ…ってか さっきは暗くて見えなかったけど、お嬢ちゃん以外とでかいなキミ、いくつ?』「12 小学6年生 あと何ヶ月かで中学生」 『12⁈ んじゃ、さっきは凄い見間違えしたわけだ… で、キミの両親はどうしたの?』「……」『ん?』「パパとママは……」『はい?』「おいFUNNY!それ以上聞くな!お前だってわかるだろう!」

『了解』

「パパとママは家にいる!私、家出してるの‼︎」 『え? 家出? こ、こんな孤島に家出?』「そう! たまたまお小遣いが余ったから、それでここに家出に来たの! そしたら、なんか島じゅうゾンビだらけでアタフタしているところに自衛隊みたいな人達がやって来て私に車に隠れてなさい!って。」『なんだその映画みたいな状況 スッゴイ羨ましい‼︎』

会話ははずみその日は以外と楽しかった。

(ゲインって爆笑するんだ……メモっとこ)


気づいたら寝ており、目が覚めたのは朝の9時ごろだった。ゾンビ達は思考能力が低下しすぎているため、何時間がじっとしていると人間の存在を忘れるそうだ。 マヌケもいいとこだ。

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