渇き
ねぇ愛して、と見上げたら何を馬鹿なことをと一笑された。
なんで理解してくれないんだろう。ほんとに、愛されなけば私は風船のように萎んでしまうというのに。
冷蔵庫から取り出したコーラをコップになみなみと注ぎ、一気に飲み干す。
弾ける炭酸が喉を焼いて、熱くて冷たくて痛くて涙が出た。
隣でこっちを見ないまま、よくやるよな、と彼が嫌そうな顔をしている。
…だって、もう萎みかけているんだよ。
例え紛い物であっても詰め込みたかったの。
ねぇ愛して、と見上げたら何を馬鹿なことをと一笑された。
なんで理解してくれないんだろう。ほんとに、愛されなけば私は風船のように萎んでしまうというのに。
冷蔵庫から取り出したコーラをコップになみなみと注ぎ、一気に飲み干す。
弾ける炭酸が喉を焼いて、熱くて冷たくて痛くて涙が出た。
隣でこっちを見ないまま、よくやるよな、と彼が嫌そうな顔をしている。
…だって、もう萎みかけているんだよ。
例え紛い物であっても詰め込みたかったの。
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