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【シリーズ】 13代目の破壊神

13代目の破壊神・番外編(1)

作者: 千路文也


とある世界に、とびっきり美人の女の子がいた。彼女の事を妖精やらお姫様やらと例える者が後を絶たないが、実際の所、彼女自身は貧しい家で生まれた平凡な女の子だ。


彼女には夢があった。勉強をして、有名な学校に入り、世界を動かす仕事に就いて、両親を楽にしてあげるという夢が。


しかし、彼女は死んだ。大人達の理不尽な戦争に巻き込まれ、結果的には友を救った形で、犠牲となった。


彼女を愛していた二人の男は、互いを攻め合い、嘆き合い、悲しみ合い、やがて対立した。


二人の争いは口喧嘩から始まり、酔っぱらいの殴り合いに。それからも規模は増大していき、やがては世界中を戦火にした大騒動に発展。


二人は戦争中に英雄として知られていた名高い戦士だったが、今では賊のレッテルを貼られている。


そんな二人を見かねた神様は激怒し、彼らを異世界に閉じ込めてしまった。


異世界には何も無く、荒れ果てた砂漠が境界線上まで延々と続いているだけ。神様は「ほとぼりが冷めるまで」と、お仕置き程度の考えだったのだが、予想外の事態が発生。


なんと、この異世界に転生者が現れた。転生者は未知なる技術を彼らに与え、砂漠一面の異世界を、自然溢れる緑の世界へと姿を変えていったのだ。


そして、彼らは異世界に流された事と転生者が介入した切っ掛けで、以前の仲を取り戻していった。


神様も納得し、彼らを元いた世界に戻そうとしたのだが、二人共それを拒否した。


彼らは異世界を第二の故郷にして生きていこうと決めたのだ。



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