表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩集

ビューティフル・ワールドエンド

作者: 蒼山詩乃

君の美しい世界はどこへ行ったの

間違い探しの世界を繰り返さなきゃね

満たされない液を流し込んで

さよならとかはまだ先の話


今の静寂をどうやって受け止めようか

先の見えないエンドに向かうために

最弱な僕を壊しちゃって壊しちゃって

何も変わらない日々だけだ


今日も見えない窓を開く準備をしている

手を出したって足を出したってもう

終わりまで永い日常を終わらせるのは

疲れてしまって眠いんだ


安っぽい物語も案外使えてしまうのが

僕の欠点であり短所であって

愛楽も最悪もどこかへ消えてしまいそうだ

目を覚ますかのように


私の汚れた世界もずっと生きているの

間違えさがしもすぐ終わってしまいそうな

醜い心臓の音だって鼓動をたてて

死んでしまいそうなの


線を線で結んで愛情を示したって

何事も泣き言も無く無情に

雨もどこか消えてしまったようだ

もうどこも歩けないの


交差点の一歩手前 後三十秒

私の醜く綺麗な世界の崩壊が


誰かが手を繋いで点と点で結んで

また今日も誰かに迷惑をかけたみたい

でもなんでだろう心の涙が

嬉しそうに駆け巡っているの


私の綺麗で汚い世界ももう

立っているだけで疲れてしまうのだけれど

今は少しだけこの空気を吸って

生きてゆくしかないの

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ