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ちぇんぢ!!  作者: 草加人太
ガルフレイク編
35/37

黒の少女(1)

 すみません!!リアルで色々とありまして、自営業を始めたり、資格の勉強なんかをしているうちに、えらい時間になってしまいました。


 それとありがたいことに書籍化のお話もいただいたりしまして、これを機に設定やプロットを抜本的に見直そう、なんてしているうちにもっと時間は過ぎて行ってしまいまして……本当にすみませんでした!!


 前に比べてだいぶ時間などに余裕が持てるようになりましたので、これからはある程度のペースで投稿していけると思いますので、どうかこれからも拙作を楽しんでいただければ、と思います。

「んまーい!!めちゃめちゃおいしい!!キミすごいね、どうやったらこんなにおいしいご飯を作れるの?魔法?ねぇ魔法!?」


「いや、魔法なんて使わなくても、美味しい料理は作れるんだよ……」


 俺が作ったお子様ランチを、咲き誇るような笑顔で頬張る黒の少女を眺めながら、どうしてこうなった、と頭を抱える。今から多分1時間ほど前。無人のビル群にて、白の少女と酷似した外見を持つ……髪や服装は対照的に黒で統一されてはいるものの……少女と邂逅した俺は、離脱と戦闘、そのどちらも行えるように身構えながら、誰何の声を放ったのだけど。それに対して彼女は


『えっ、クロコはクロコだよ?それよりボクはお腹がすいたなー。この先にね、オシャレなお店があるんだ。そこでご飯を食べながらおはなし、しよ?』


 なんて、緊張感の欠片もない応えを返してきたのだ。一般論で言えば、そこは声を荒げてふざけるな、とでも言っておくべきだったのかもしれない。しかし、どうにもそういう気にはなれなかった。なんというか……彼女はその見目よりも、非常に幼い精神性を宿しているように見えたのだ。好奇心の光に満ちた瞳と、期待に上気した頬。そして奇矯な口調は、親やアニメの会話をとりあえずマネしてみる、という誰しもが幼少の頃に通ったそれのように思えたのである。


 数瞬の間考えて、クロコ……あからさまな偽名だ……の提案に乗ってみることにした。ここで声を荒げて彼女と相対したところで、得られるものは何もない。そんな不思議な確信があったし、怒鳴ったり殴りつけたりして、強硬にその出自を問い質すなんてことは、俺には出来ない。


 それはかつて『主人公』という在り方に焦がれていた俺にとって、決して譲ることのできない一分だった。自分の事は最後に考える。強くて、人に優しくて。最後には必ず勝利する。そんな姿こそが、正しく俺が胸躍らせた主人公の姿である。


 ……なんの因果か。どうあっても、果たせないはずだった配役が回ってきたのだ。可能な限り、ちゃんとやり抜いてみせたかった。


 それに、彼女が何者なのか分からない現状において、直情的な理由から敵対してしまうのは、悪手以外の何物でもないと思う。そんな訳で、ズンズン進みながらこちらを手招きしているクロコを追いかけたのだが。



 クロコが案内してくれた素敵な店とやらは、驚いたことに俺のアルバイト先だった。ビル群の底に、沈殿するように横たわる化石(フォッシル)の名を戴いた古びた喫茶店。彼女はウキウキとした様子で、店の奥から赤い革張りのアンティークチェアを引きずってくるとそれに腰掛け、お腹が減ったのでお子様ランチを作って欲しいとのたまったのである。


 確かに今空腹を満たそうとするのなら、自分で作るか、俺に作ってもらうかしかない訳だけど。まぁ、結果としては作ったんですけどね。メニューに載せられたお子様ランチの写真を指さしながら、何かを訴えかけてくる彼女の視線に負けてしまったのだ。


 まかない料理をよく作らせてもらっていたので、キッチンは勝手知ったるなんとやらだった。食材や作り置きされたもの……ハンバーグのタネとか……は俺がこちらに飛ばされる直前のままだったので、それらを使いながらハンバーグ、エビフライ、ナポリタン、オムレツといった物を手早く調理する。もちろん、オムレツには小さな旗も忘れずに刺しておいた。


「特にこのハンバーグ、美味しすぎると思います!!あと、この半熟オムレツの作り方には熟練の凄味を感じるっす!!」


 むぅ、こやつ分かっているな……。この喫茶店のハンバーグは半端ないのだ。玄妙さが漂う香料の使い方に、網油を使うことで閉じ込められた肉汁。あと半熟オムレツは俺の得意料理である。そんな場合ではないのかもしれないけど、彼女の賛辞が素直に嬉しかった。


「褒めてくれて嬉しいよ……ところで、ぼちぼち君が何者なのかを教えてほしいんだけどな」


 出来るだけ、穏やかな声音でそう切り出してみる。すると彼女はなんのことを言っているのか分からない、といったように、小首を傾げた。


「えっと……その。何者だって言われても、あの……ボクは、クロコだよ?」


 少女を彩っていたひまわりのような笑みが、太陽を見失ったかのように陰る。その様子を見て、自分が何かとても悪いことをしているような気分に襲われた。しかし、このままご飯を一緒に食べてさようなら、という訳にもいかない。さりとて、このまま彼女の回答を黙って待ち続けるというのも、小さい子を威圧しているようで精神衛生上、厳しい。なので質問を変えてみることにした。


「そっか。うーん、それじゃあ質問を変えようね。君はさっき自分のことを『隠しキャラ』って言っていたけど、それはどうしてかな?」


 先程彼女は自分の事を『隠しキャラ』と自称していた。あれは自分がなにがしかにおいて『非正規』であることを自認していなければ出てこない自称だと思う。


 だとすれば彼女は、自分の立ち位置と言うかなんと言うか。そんな感じのものを把握している、ということになる。翻って、彼女が今浮かべている当惑の表情は演技という事にもなる……のだけど。膝頭を合わせ、その上に握り拳を乗せるというその仕草は、叱責に怯える子供のそれにしか見えなかった。


「あの……あのね?ボクは生まれた時からずっと、ボクとそっくりな白い子に、真っ暗で何もないところに閉じ込められてたんだ。だけどね、最近になってようやくこの楽しい場所に来ることができたの。本屋さんで勉強したんだけど、ボクみたいな人を『隠しキャラ』って言うんでしょ?」


 上目使いにこちらの様子を窺いながら、震える声音でそう説明するクロコ。……微妙に。いや結構違うと思う。一体何を読んでそんなことを学んだのか、聞いてみたいところではあるけれど、そこは置いといて。今は、もっと重要な点について聞いてみることにする。


「君にそっくりな白い子?そっか、真っ黒な場所に閉じ込められるなんて怖かったでしょう?大変だったね」


 頷きながら、少女のコップに瓶詰めのオレンジジュースを注ぐ。ついでに瓶の王冠を素手で外せることを確認した。どうやらこの世界における俺の身体能力は、召喚後のそれであるようだ。その事実に人心地付けていると、クロコは注がれたオレンジジュースを一気に呷り、力強くコップをテーブルへと叩きつけた。


「うん、なんだかわからないけどあの子、ボクの事をすっごい嫌な顔で見てきたんだよ!!それから『いらない』って言って、ボクを真っ暗な場所に閉じ込めたんだ!!失礼しちゃうよね!!」


 あの白いの、俺以外にもそんなことをしてたのか。そして『生まれた』時からどこぞに閉じ込められた、という言葉が真実なのだとしたら。あいつもしかして、生き物を『作成』することが出来るのか……?それは一般に、神様と称される存在のみが、行使し得る特権なのだが。


「そっか、ひどいやつだね。あの白い女の子は、なんなんだろう?」


「わかんない。でもいい子じゃないよ、きっと!!今度会ったら、こう、こうしてやるんだよ!!」


 テーブルに備え付けられたナプキンを次々とクシャクシャにしながら気炎を吐くクロコ。その様子に苦笑しながら視線を落とし、思考に入る。


 あるかもなぁ、と予想してはいたけど。あの白いの、神様かもしれないのか……。神様。俺がもといた世界では銀河の果てよりも遠い存在だけど、この手の異世界召喚譚では案外ありふれた存在。


 最初の接近遭遇が好意的な物ならば……間違って主人公を殺してしまった、などの負い目がある場合も含む……超越的な能力を授けてくれたり、ヒロインになってくれたりと様々な形で助けになってくれる頼もしい存在だけど、そうでなかった場合、主人公の努力を根本から覆して、主に悪い方向に物語を展開させるという、狂言回し的な存在になることが多い。


 あいつはどう考えても好意的な類の神様ではないよなぁ。もちろん、あの白いのが神様かもしれない、というのは俺の勝手な想像でしかないわけで、この世界においては生き物をポンポコ作成できるやつが、それなりにいたりする可能性は捨てきれないけど。なんといっても異世界だし。


 ううむ。クロコの登場によって、様々な疑問が一気に氷解するものとばかり思っていたけど、現実はそう甘くはないようだ。むしろ、考えなければならないことが増えてしまった。


 溜め息など一つ付いてから、先程冷蔵庫から取ってきたコーラの王冠を親指で弾く。それからクロコに倣うように、一気に瓶を傾けた。稲妻のような清涼感が喉を走り抜け、倦怠感にも似たモヤモヤをほんの少しの間だけ、忘れさせてくれる。


 どーしたもんかね。椅子に深く座り直しながら、気分転換も兼ねて外の景色を観察してみることにした。思考が完全に煮詰まってしまった、というのもあるけれど、クロコの予想外すぎる振る舞いに困惑してしまい、周囲の観察が出来ていなかったことに、今更ながら気が付いたのだ。


 窓の外には相変わらず、静まりかえった無人の街が広がっている。しかし、つぶさに周囲を確認していくと、陽炎が揺らめくように、輪郭がぼやけている場所が存在しているのを見つけることが出来た。


 水底から水面を見上げた時に見える様な、不思議な揺らぎ。……また厄介なものを発見しちまった、と内心ぼやきながら、新しい謎について考えてみる。


 すると今回は、割と簡単に仮説のようなものを思いつくことが出来た。あの奇妙な揺らぎに包まれたところには、ある一つの共通点が存在したのだ。俺が実生活において、あまり気にかけてなかった場所、という。記憶に残ってない場所、と言い換えても良い。


 この喫茶店は毎日のように働いていた場所だからか、細部まではっきりとしているけど、日常生活において特に意識していなかったもの……化粧品やらパチンコやらの大型看板といったもの……はもれなくぼやけてしまっている。


 あくまで予想の範疇を出ないのだけど。ここはもしかしたら、俺の記憶の中の世界とか、そういった類のモノなのではないだろうか。クロコは先程、この世界にやってこれたのは最近のことだ、と言っていた。それはつまり、俺が召喚されたことで、彼女はその『暗い場所』とやらからこちらに移ってくることができた、ということなのでは。


 頭を休めるために、外の景色に目を遣ったというのに、結局頭から湯気を上げる結果となってしまった。人間は『分からないこと』に強いストレスを感じる生き物らしいけど、その言葉は真実だと思う。


 眉根を寄せながら頭をかいていると、俺から強奪したコーラをラッパ飲みしていたクロコが、興味深げにこっちをみつめていることに気が付いた。ころころと首を揺らしながらこちらを見るその様子は、なんだか猫みたいだ。


「ねね、知ってた?難しい顔をすると、楽しいことがどんどん逃げていくんだってよ?眉根に皺がよってますぞー」


 にまーってな感じで微笑むクロコ。親指と人差し指で俺の眉根に触れ、そこに刻まれた皺を伸ばすような仕草をしてくる。ついさっきまで、歯の根を鳴らしそうな表情をしていたというのに、リカバリーが早いヤツだ……けれども今は、その屈託のなさがなんだかありがたかった。


「そうだね……俺もあの白いのにいきなりこっちに連れて来られたからさ。色々と考えなくちゃいけないことが多くて参ってるんだ。……初対面なのに、質問攻めにするような真似をしてしまってごめんね」


 姿勢を正してから、気遣いへの返礼も兼ねて頭を下げる。今までの言動を鑑みれば、彼女もまた被害者なんだと思う。だから、すまないと思ったことは早めに謝っておくことにした。俺から見て彼女がひどく怪しく見えた、というのはこの際謝らない理由にはならないだろう。


 下げた頭にぽん、と手を置かれた感触がして、次いで髪の毛をわしゃわしゃと撫でまわされた。顔を上げてみるとそこには、クリスマスと誕生日が同時に訪れたかのような……素敵な笑顔を湛えたクロコがいた。


「お互い大変だよねぇ、あの白い子に振り回されて。今度あの子に会ったらさ、一緒にどっかーんっと!!泡を吹かせてやろうよ!!」


 足をゆらゆら。おー、ってな具合に雄叫びをあげ、両手を突き上げるクロコ。そんな彼女の陽気さに触れたことで、薫風がそよぐように、穏やかな気持ちが胸を満たしていくのを感じた。出たとこ勝負はあまり好きではないのだけど。山積された疑問には、もう少し腰を据えて、じっくりと当たっていくとしますかね。


 さしあたってまずは、クロコと仲良くなることから始めて見よう。そんな心持ちが表情にも表れていたのか、クロコは満足げに唇を綻ばせた。釣られるような形で微笑み返して、けれども絶対に聞いておかなくてはならないことを尋ねる。


「うん、その時は一緒にガツンとやってやろうね。それで……あのさ。今すぐに、って訳じゃないんだけど、俺は元の世界に……って紛らわしいな……レオナ達の元に戻らなくちゃいけないんだけど、その方法とか分からないかな?あーレオナって誰だか分かる?」


 拳をコツンと合わせた後に、そう問いかけた。ずっと一人だった彼女の事を思えば、もう少し一緒にいてあげたいところではあるけれど、俺にはあの世界でやらなければいけないことが残っている。言葉にした通り今すぐに、というわけではないにせよ、俺は帰らなくてはならない。暴風のような理不尽によって連れ去られた、あの世界へ。


「レオナちゃんも、シロディールちゃんも知ってるよ。あのかわいくて、羨ましい子達だね。……そっか。やっぱり、そうだよね。あのね、多分だけどボクがその気になれば、今この瞬間にも戻してあげることが出来ると思う。なんだか、そんな気がするんだ」


 少しだけ寂しげに。けれどもはっきりとした口調で、クロコは応えてくれた。ぐぅ、こういう反応は心に突き刺さるなぁ。ひっかき傷みたいな、ひりついた痛みが胸の深い部分に染み込んでいく。また一人になる事への、諦めを帯びた瞳を見るにつけ、その痛みは亀裂のように広がった。


 テーブルにおでこをこすり付けて、これでもかとばかりにしょげてみせるクロコ。そんな姿が見ていられなくて、何か声をかけようとした瞬間。クロコはがばっ、と起き上がると、ニヤニヤしながら体を左右に揺らし始めた。うっ、なんだかとても嫌な予感が。


「帰る前にさー、そのー、えっと。で、デートとかしてみないか、だぜ?」


 いひー言っちまったぜー、なんて言いながらイヤンイヤンと顔を覆うダンシングフラワーが一人。なんちゅう切り替えの早さ……!!


「お願い!!本で読んだ時から、いつかやってみたかったんだよ!!お別れしなくちゃならないのは寂しいけど、それができたら、絶対に送り返してみせるから!!」


 テーブルに平伏する勢いで、そうお願いしてくる。さっきまでの俺ならどうしたものか、と長考に入るところだろうけど。


「デートなぁ。俺も一度もしたことないから、うまくエスコートしてやれるか分からないけど……食器を片づけたら、行こうか」


 そう承諾して、クロコの手を取って椅子から立ち上がらせる。それからお子様ランチが盛られていたプレートを持たせて、水場へと一緒に歩いた。


「えー、早くデートに行こうよぉ。思い立ったら吉日速攻大明神っていうじゃん!!」


「そんな言葉初めて聞いたし、駄目です。食べたら片づける、これは世界のコトワリなんですよ」


 進むまい、と足を突っ張って抵抗の意思を見せる不信心者に、背中をぐいぐいと押すことで武力平定を行う。2歩、3歩と押しやられるにしたがってとうとう不信心者は白旗を挙げ、素直に進み始めた。


「あのセンセー、ボク洗い物なんてしたことないです。どうやるんですか?」


「マジか。えーっと……」


 クロコの背後に回って彼女の手を取り、その手を操作するような感じで一緒に洗い物をする。こうしてみると、彼女の背丈は150cmもないようだ。手の平は紅葉の葉のように小さい。


「くふふ、これはこれで……ねぇねぇキミ、このまま小一時間洗い物をしない?」


「手がしわしわになるし、あかぎれが出来るからNG。それはまた別の機会にね」


 珍妙な提案を軽くいなしつつ、食器を元の場所に戻し終える。待ちかねたのか、クロコは厨房に置かれた銀の作業台の周りを嬉しそうに走り回っていた。むぅ、雪の日に走り回る元気印のわんこみたいで、非常に微笑ましい。自然と表情が笑みの形になるのを自覚しながら、クロコの頭にぽん、と手を置いた。


「それでお姫様。どこそこに行ってみたい、とかはあるのかい?特に何もない、っていうならその辺をぶらぶら歩く感じになると思うけど」


「ハイ!!ボクはデパートに行きたいです!!前に一人で行った時は、迷って迷って、結局泣きながら脱出したんだよ……」


 顔に縦線が入りそうな様子で、壁に手を突きうなだれるクロコ。この辺でデパートっていうと、駅前のあそこか。確かに広大な売り場と、複雑に交差する棟配置を兼ね備えたあの場所は、ちびっこからすればダンジョンみたいなものだろう。彼女が迷ってしまった、というのもむべなるかな。


「了解。そいじゃ行こうか……今度は迷わないように、ほら」


 そう言いながら手を差し出した。クロコはその手を繊細な砂糖菓子を扱うようにそっと触れた後、しっかりと握り返してきた……ところまでは良いんだけど。なんでその手を抱きしめる様な形で胸元に持っていくんですかね。懐かしのだっこちゃん人形みたいな感じ。


「あのさ。握った手をそこに持っていくのは、少々というか、かなり慎みというものに欠ける様な気がするんだが。なんというか、色々当たってるし」


「ふふん、当ててんのよ!!」


 これが言いたかったんじゃどやぁ、とばかりに満足げに微笑むクロコ。ううむ、この子ったら一体何を読んで常識というものを身に付けたのかしら。クロコ、恐ろしい子……!!

【クロノとクロコ】

 設定を考え直すにあたり、この二人の設定で非常に悩みました。この二人をどう扱うかによって、お話が全く違うものになってしまうからです。書籍版とWEB版が全く違う、という事態は本意ではありませんでしたので、両方にうまく順応できるものにするために、これだけの時間をかけることになってしまいました。重ね重ね、ごめんなさい!!

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