実は俺は平凡だった
「なぁ、実は俺って前世の記憶があってさ…この世界の人間じゃないんだ」
「ほー…そりゃ珍しい、ちなみに俺は古代から受け継がれる幻の暗殺拳の正統後継者なんだぜ」
「なぁ、実は俺って前世の記憶がさってさ…この世界の人間じゃないんだ」
「あ~そうなんだぁ、道理で小さい頃から変な事してると思ったよ、あ!じゃあね私は悪の組織に捕まって人体改造されたんだけど、脳を改造される寸前で――――」
「なぁ、実は俺って前世の記憶がさってさ…この世界の人間じゃないんだ」
「実は私、みんなと小さい頃から一緒だけどその頃から退魔の定めを授けられて闇のモノと戦い続けてるのよね」
「なぁ、実は俺って前世の記憶がさってさ…この世界の人間じゃないんだ」
「そうか…だが私はそんなささやかな事は気にしない、さぁ結婚して私の旦那になってくれ、婚姻届は用意してあるぞ」
「なぁ、実は俺って前世の記憶がさってさ…この世界の人間じゃないんだ」
「やぁん突然なカミングアウト!どうしたの…はっ!まさか俺の秘密を教えたからお前も教えろっていうあれ?良いよ良いよ、えっとね私が始めて自慰を覚えたのはね――――」
「なぁ、実は俺って前世の記憶がさってさ…この世界の人間じゃないんだ」
「ふ…………知っていたさ、万物を統べアカシックレコードへのアクセス権を有する唯一の存在のボクにはね…世界の歪みが見えるのさ、そしてそれが君だ」
「なぁ、実は俺って…………―――――――」
拝啓 神様。
どうやら異世界に転生した程度では、平凡でしかないようです。
アナタがくれたチート能力も、本当にたいした事ありませんね。
何も考えず始めてみました
正直、ぐだぐだです