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第8集 愛をあなたに

10月31日

『別れ』

あなたに伸ばした手が届かないの

私の声があなたに届かないの

どうすればよかったのだろうと想う

あなたの力になりたくて

あなたの幸福を何より願って

それだと言うのにあなたには

私の心は決して届かなかった

うまく言えないけれど…

あなたのことが今も大好きだよ


『夢』

夢々、夢見る夢の中

夢から醒めぬ夢を見て

夢見る少女は夢に夢見る

ため息ばかりが夢の様


夢ならどんなに良い事か

夢のような事を夢見る内は

夢の様に幸福であるけれど

これは叶わぬ夢また夢


夢など醒めてしまえば良いと

夢を忘れた大人が言うよ

夢見る夢見た子供の時代を

夢々、忘れることなかれ…


11月3日

『生存報告 SNS にて』

今日、死にたい死にたいと

言っていたあなたの口から

生きたいという言葉を聞いた

それがどんなに嬉しかったか

分かってもらえるだろうか…


あなたの力にはなれないと

ずっとその後悔ばかりが

私の胸の中で渦巻いていた

あなたがほんの少しでも

前を向いて生きてくれるなら

何よりも私はそれが嬉しい


『愛について』

愛が売っていたらいいのにな

お金を出して買う愛なんて

愛じゃないって言われて

しまうかもしれないけれど

一体どこに行けば私を

愛してくれる人がいるんだろう

そう言ったらあなたは

絶対に愛してくれる人が

いるじゃないと笑った

私はあなたが好きだよそして

あなた自身があなたの事を

愛しなさい…


『夢喰いと悪夢』

夢喰いは空を飛ぶ

悪夢にうなされるあの子のもとに

悪い夢は食べちゃって…

大丈夫君は強い子だから

空っぽになったあの子の夢の中

少しずつここに希望が

入っていくといいな


『夜の闇』

夜の闇は寂しく怖い

みんな息をひそめて

闇の中で小さくなる


夜の闇は寂しく辛い

みんな私の中で

小さくなって震えて

おびえているの


夜の闇は1人寂しい

寂しいみんなを

抱きしめてあげたい

だけなのにな…


11月6日

『月の夜の子守歌』

月明かり雲に滲みて

夜の空 虹の輪ができ

淡く滲みし月の歌よ

届けて贈れこの歌を

優しい優しい子守歌

寂しくて泣いている

あの幼子の元にまで

届けこの歌この愛よ

雲の合間に見える星

星は語るおやすみよ

ねんねんころり君に

歌うよ月夜の子守歌


11月7日

『有意義な休日の過ごし方』

あのね、聞いて…

今日はお布団から

一歩も出たくないの

怠惰なんじゃないよ

心が追いつかないの


頑張っているはずなのに

うまくいかず 空回り

泣きたくなるくらい辛いのに

涙は少しも出てこない


『おやすみの言葉』

眠れぬ夜の心音が

子守歌に変わる時、

胸に映るゆらめきは

あの日灯したキャンドルの灯

眠れるまで抱きしめて

不安な幼子の心を

夜に歌うはナイチンゲール

お休みなさい 朝が来るまで


11月8日

『冬の日々』

ひとひらの雪の花 

つもりとて掌の中

溶けてゆく夢の様 

うたたかの冬の夢

目を覚まし窓の外 

降りしきる雪景色

丸くなる猫と供に 

炬燵の上のみかん

只まどろみながら 

春を夢を見る日々

在りし日の幸福よ 

あゝ幸福な雪景色


『潮騒』

立ち止まったまま

進めぬ私の心の声

波の音がかき消し

海のまにまに漂う

歌声は泡となりて

海に消え溶けゆく

うたたかな悲しみ

ほんの少しの希望

朽ちてゆく諦めが

もう一度海の中で

命となりて生まれ

私のもとに帰って

来て欲しいと思う

悲しみ立ち尽くす

私の心のもとに…


『心の中は灰色の海』

私はどこにも行けぬまま立ち尽くしていた

不安悲しみそれらはまるで 灰色の空の様

永遠に立ち止まったまま少しも進めない

泣きたくなる様な毎日の中できっと私は

たくさんの涙で溺れてしまうに違いない

たくさん泣いて涙の海、塩辛くて寂しくて

そしてどこまでも優しく愛おしい……


11月10日

『郷愁』

懐かしき思い出、郷愁の工場裏にて

金色に光る 猫じゃらしが揺れる

子供の頃の思い出にたくさんの笑い声

秘密基地には秘密がいっぱい

美しき思い出の秘密たちよ

夕焼けの明かりの中に幸福が溶けてゆく

子供の頃の記憶は友人たちを呼び戻し

在りし日の記憶が私たちを

再び巡り合わせてくれるのだ


『家路にて』

ため息をついて疲れた顔を上げれば

帰り道は金色に輝く小道だった

遠い日の思い出は黄昏に溶けて

懐かしき記憶の中へと混ざって行く

輝く道には金の猫じゃらし

幼き日に読んだ物語のように

キラキラと輝いて幸福な世界へ

沈み込んでいく

やがて疲労は優しく私の体を包み込んで

家路へと帰るのだ…


11月11日

『藍の夜』

悲しみは藍の風に似て

夜もすがら1人街を歩く

歌声は夜空に溶けゆき

人の営みは文化を創る

冷え切った体は凍えて

涙すら凍てつく夜の底

月明かりが影を創りて

ただ一人涙にくれる夜

星あかりが優しく輝き

煌めいて心に差し込む

孤独を抱きしめ只一人

藍色の夜の街を歩いた


11月14日

『秋の朝の光景』

銀の霜は月明かり

冬の寒さに凍てついて

金色の朝日の中で

柔らかに溶けていく

霜を身にまとった木々達は

錦の衣を身にまとい

穏やかな風の中、

葉っぱたちはダンスを始める

赤に金にグラデーション

穏やかな日のぬくもりの中で

今年の恵みを感謝する


『空と星』

空に星ポツンと漂いて

雲間より顔を覗かせ

輝ける街を見る

僕の仲間はあんなところに

いたんだとほっと胸をなでおろし

キラキラ、キラキラ空の上

1羽の鳥が飛んで行く

いいえあれは飛行機だ

やっぱりキラキラ輝いて

たくさんの人々を乗せている

人々が行くのはあの輝く街

たくさんの星たちの街


11月15日

『貪欲』

愛することに貪欲になれたらいいのに

誰よりもたくさんの愛が欲しい

自分の事も自分の大切な人の事も

たくさん たくさん愛してあげたい

何よりもたくさんの愛が欲しい

そうしたら皆を幸福にしてあげたいの


『人生という名のゲーム』

人生はカードゲームの様に

 相手の手札を読み切り返し

勝負をしながら生き続ける

 だし抜いたり騙したりして

私たち人間は生きているの

 貴方も手札を見せては駄目

でもカードゲームの人生は

 みんな最後までやりきって

楽しく終わるのそれが人生

 それが人間それが私達なの


『最後の曲』

人生の最後に響く曲は

なんだろうか…

響くバイオリズム

心臓の音…歌う魂

私の魂の音楽が

人生の最後に響く


心の中で叫び続ける

私の声が永遠の中に

響き続ける。

最後の魂の歌声を

どうか聞いてほしい

永遠の歌を

私の命の歌声を


人生の最後の曲は

私自身の存在理由

なのだから

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