60話 奥義とは
マリー「ほかの人がこれの中に入ったらどうなるの?」
マオ(魔王の姿)「ああ、死なのじゃ」
マリー「……聞き間違えじゃなければ……いいんだけど」
マオ(魔王の姿)「死なのじゃ」
マリー「なんで即死なのよ……」
マオ(魔王の姿)「それを勇者パーティーが見抜いて私を粉々にしたんだから」
マリー「どこかに対処法があるっていう事なのね……」
マオ(魔王の姿)「ないぞ」
マリー「無いのか……」
マオ(魔王の姿)「強いて言うなら、発動後、一定ダメージを与えたら解除されるけど……」
マリー「それって、さっき言ってた奥義って言ってたやつ?」
マオ(魔王の姿)「そうじゃの、そなたの時代の魔法の分類に通常魔法とか禁断魔法とかいろいろと入り乱れてるじゃろ?」
マリー「多分……入り乱れてるかも」
マオ(魔王の姿)「じゃろ?その中の分類の一つで、禁断魔法の次に強いんだよ、魔法じゃないだろっていう奴もあるから注意なのじゃ」
マリー「それ魔法じゃないやつって……例えば?」
マオ(魔王の姿)「エルメスの隣にいるやつよ」
マリー「あー、グラシーか……どうかしたの?」
マオ(魔王の姿)「その名前だったか……そいつ、ヘボいけど、本気を出したら強いのじゃ」
マリー「あんなアホの子なのに?」
マオ(魔王の姿)「アホの子言うな……いや自他認めるアホの子かな」
マリー「そんなアホアホ言わないでくださいよ……」
マオ(魔王の姿)「それは置いといて……そいつ、教えたらすぐに覚えそう……そなたは……何か覚えれるやつあるのじゃ?」
そういうと一気にティーカップにあった飲み物を飲み干した。
マリー「うーん、わからね」
マオ(魔王の姿)「そりゃ急に言われたら分からなくなるよね……そなたが使えるとしたら、血を沸騰させて、身体能力を向上させる奥義、吸血鬼だから簡単だよね」
マリー「吸血鬼だから血を扱えるって思わないでよね……」
マオ(魔王の姿)「まぁそんなカリカリするなよ……」
マオは私を落ち着かせようとしてきた。
マリー「むすー」
マオ(魔王の姿)「そう簡単に使えるものじゃないし、教えるのはゆっくりにしようかな……」
そして、空間に亀裂が生じ始めた。
マオ(魔王の姿)「おっと、時間切れのようだ、この空間を維持できる時間は日に日に伸びていっているが、まだ安定しないな」
マリー「……私はどうしたら?」
マオ(魔王の姿)「また寝たら、ここに来るから、安心してね」
そして次に目を覚めた時は、ベッドの上だった。
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