6話 龍人族。そして開戦
マリー「……そういえば……司書生きてるよね……一応確認だけど」
グリーン「多分生きてると思います……それとなんで馬乗りなんです?」
マリー「いいや、着陸の時にこうなったから仕方ないでしょ」
グリーン「なら早くどいてくださいよ」
マリー「ごめんごめん……私は寝るから……勇者来たら起こしてね……」
グリーン「わかりましたよ……少しは自分で起きる努力をして……」
そして私は寝床に着いた。
マリー「……何か嫌な予感がするね……」
そして私はそのまま眠りについた。
マリー「おはよー?」
私は数時間睡眠して、起きた。上には誰も乗ってないよね……
マリー「……体を起こさないとね……よっこいしょ」
私は城の地下に行った、図書館を見に行くために。
マリー「やっぱり、ここは埃の匂いが凄いわね……」
何十年掃除してないんだっけ……
マリー「ここが役に立つなんて……想像もしてなかったね」
私は羽をパタパタさせながら目的の本を探した。
マリー「あの時の出来事は何処だっけな……」
????「久しぶりに来たのか、ローズ」
マリー「その言葉で言うんだ……まぁいいわ、クラウン?ワルプルギスの本ってどこにあるの?」
クラウン「どうしてその本を探してるんだ?召喚するのか?悪魔を」
マリー「いいや、今日来客が来るからね」
クラウン「来客……いつの間に友達出来たんだ?」
マリー「もう……私に友達なんかできないって言ってるつもりなの?」
クラウン「……その本棚にあるんだけど……あった?」
マリー「これか……」
クラウン「ちゃんと返せよー」
その本を机に置いて開こうとした、それと同じタイミングで勇者が入ってきた。
勇者「……ここにいたんだ。
クラウン「勇者かよ!?友たちってのは!?」
マリー「そうだけど……悪い?」
クラウン「お母さまを殺した張本人だぞ!?」
マリー「……だけど今は協力しないと……だめなんだ」
クラウン「そっか……私は向こうに行っておくぞ」
そして階段を降りてきた、甲冑重そうだな。
マリー「これこれ……これ見てみ?」
勇者「その前に……お前、ホーリーナイトの兵団長を殺したことになってるぞ」
マリー「そうだけど……普通甲冑は残るはず……」
勇者「そうなんだよ、もし、発動前にテレポートしたんだったら……跡形もないのも説明がつく」
マリー「……じゃ、ここにホーリーナイトの連中が攻めてくるの……?」
勇者「ああ、恐らくな……俺はホーリーナイトの方にこいと言われてるが、……この本を見る限り、混乱を起こしてから、あいつらが撃退して名声を稼ぐのが見え見えなんだよ」
マリー「ということは……」
勇者「ああ、一旦こっちに……それで王様に掛け合ってくる」
マリー「……じゃ、私は耐えるのね」
勇者「ああ、そうだ……ただ大勢で来るから気を付けなければ、すぐ殺されるぞ」
マリー「その所は大丈夫……多分」
そして勇者は帰っていって、王様に交渉しに行った。
マリー「……よし、そいつらをぶったおす準備をするか」
私は鎌を手入れした。
マリー「……思っていた以上に速いね……どういう行動力してるんだよ……」
奥にホーリーナイトの甲冑を着た兵士たちがいた。
マリー「……仕方ないか、一人ずつ殺していく」
外はまだ明るいが……マナシールドをフル稼働したらある程度耐えれるが……MPの消費が凄い。
マリー「魔法……アビス」
私は魔法を唱えた、兵士の下に大きな穴が開き始めた。悲鳴が、戦闘の始まりを知らせた。
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