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4話 来客と襲撃

私は数時間という短い時間で目を覚ました、さてと……棺桶のふたを開けようか……

マリー「よっと……あれ?」

どうしてふたが開かないのかな……

マリー「ふぅぅん!!!」

力を入れてギリギリ開く程度だった。

マリー「ワトソンたすけてぇぇ!!!」

ワトソン「はいはい……棺桶に一人……私は待ってますよ」

マリー「この上何か乗ってない?」

ワトソン「……赤ちゃんが乗ってますね」

マリー「子供をどけて……起きれない……」

ワトソン「これぐらいで起きれないって……相当筋肉落ちてますね」

マリー「やかましいわね……これでも運動してるのに……」

上に子供が乗ってたなんて……無理やり開けてたら転げ落ちてたな……

マリー「さて、おなかすいたわね……」

……すると城の扉が開く音がした。

マリー「……また盗賊なの?」

ワトソン「それはわからないのですが……いったん見てきますね」

マリー「頼むよ……」

侵入者だとしたらなんで昼間に来るんだろう。

ワトソン「盗賊ではなさそうでした」

マリー「なんだぁ……昼飯だと思ったよー」

すると、こっちに近づいてくる足音が鳴り響いた。

マリー「……寝起きなんだけどこっちは」

すると、ドアを開けてきた。

マリー「ひぃぃぃ」

勇者「……寝起きだったのか?」

マリー「そうよ!だからこんなだらしない服なのよ!」

勇者「……今すぐ着替えるのか?だったら外に出ておくよ」

マリー「いいや、これでいいわ、それでどうしてきたの?」

勇者「その……捨て子にいったん会いたいなって……その子なのか?」

マリー「そうだけど……どうしたの?」

勇者は子供に近づき、手の甲を見た。

勇者「……この子はやっぱり俺の家系の子だけど……どうして捨てたのだろうか」

マリー「育児放棄なのかな……」

勇者「その可能性はあるが……弟に聞いてみないとな」

マリー「……私は中に入れないけど……がんばってきてね」

勇者「ああ、行ってくるよ」

そして勇者は外に出ていった。

マリー「……さて、もう夕暮れ時なのかな?」

外をちらっと見た、夕暮れ時だった。

マリー「……今日はどこかに行こうかな」

今日はエルフの森に行こうかしら。

マリー「まだ夜が更けないかなぁ」

私は血を吸いながら、夜が更けるまで待った。

マリー「……やっと夜が更けたな」

私は外に出て、エルフの森に向かって、羽ばたき始めた。

マリー「たしかここの周辺だっけな」

ここの森は別名迷いの森って言われてるからね……気を付けないと遭難してしまう。

マリー「ここだ、門から入ろうかな」

ここの村は魔族は少しだけ嫌っているが、ウェルカムの雰囲気を出している。

マリー「……やっぱり、にぎわってるわね」

村は本当にエルフだらけだ、私より長く生きてる人がいっぱいだ、どうしてこんな長寿なんだろうね。

マリー「……ん?」

入ってきた門のところから鐘の音がした。

マリー「いてっ……急にエルフたちが移動し始めた……どうしてなんだ?」

門が閉じられたが、私は空を飛べるんだよね。

マリー「これどうなってるの?」

エルフ「オーガが攻めてきてるんですよ……最近までおとなしかったのに」

マリー「最近までおとなしかった……ということは誰かが攻めろと言ってるんだね」

わたしは外に出て、オーガを出迎えた。

オーガ「だれだこいつ」

私の事をエルフだと思ってないのね……まったく。

マリー「豚は嫌いなんだよ、とんかつになって出直してこいよ」

奴らは沸点が低いんだろうか、こっちに突撃してきた、

マリー「……まったく、痴れ者が」

わたしは久しぶりに持ってきていた鎌を手に取った。

マリー「いいや、これの試し切りと行こうじゃないか」

その鎌は真ん中がくぼんでいて、簡単に血液を回収できるようになっていた。

マリー「おりゃー横なぎぃ!」

横なぎしたら、奴らの体が面白いほどに上下分離していった。

マリー「……切れ味最高だね」

とすると、首謀者がいるはずなんだけどね……どこだろう。

マリー「もう逃げたか」

まったく、逃げ足の速い奴が、でも痕跡は残ってるんだよね」

マリー「こっちか」

後ろの門が開いて、エルフの兵隊がこんにちはした。

エルフ「……あれ、人が一人」

マリー「先にやっといたぞ」

エルフ「……あんな大勢……一人で」

マリー「ついてくる奴いるか?」

その声かけでついてくるエルフはいなかった。

マリー「村の存亡をかけてるんだぞ!日寄ってるんか!

エルフ「でも……奴らの本拠地を攻撃するなんて……」

マリー「だいじょうぶ!私がついてる!」

すると数人がついて来ようとした。

マリー「……じゃ……いくぞ!」

わたしはオーガの本拠地に向かい始めた。

マリー「……こっちから来たんだな、だったらこっちだ!」

そして私は歴史の一部分を見るのであった。

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