17 落着
「諸々、落ち着いたようで何より、だな」
はい、シュレディーケさんも、冒険者活動の方に集中できそうですね。
「今回の件が、fpsに絡む案件で無かったことが何よりだ」
えーと、まあそんな感じで。
「あら、ルーリシェラさんは?」
ちょっと、ルルナさんっ。
せっかくめでたしめでたしで落ち着きかけたお話しに、波風立ててはいけませんよっ。
「……ルーリシェラさんのキャラはマスターの乙女コレクションの範囲外です?」
ちょっと、ヴァサコさんっ。
そんなコレクションはこの世には存在しませんっ。
「つまり、こちらの世界ではなく、精霊界になら存在している、と」
ちょっと、シュレディーケさんっ。
どの世界にもそんなモノは無いですって。
そもそもルーリシェラさんのようなキツめお姉さんキャラ成分は、お腹いっぱい間に合ってますから。
ゴッツリ
イッテェ!
「これが、"口は災いの元"ですよ、ヴァサコさんっ」
「とっても勉強になりますね、ご主人様のお側で体験出来るアレコレは」
「……ルルナ先輩のおっしゃる通りです」
「……まさに日常こそが学びの場にして冒険の舞台なのです」
そんな日常はご勘弁ですよぅ……
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結局今回も、まともに狩人できていなかった気がします。
まあそれでも、僕が狩人を名乗ることは誰にも止められませんよ。
えーと、"愛の魔狩人"の方は、ノーカンで……
あとがき
新キャラと古参キャラの、活躍のバランス、
難しいのです。
筆すべり重視の弊害、
ではなく、ただの筆力不足。
たぶん。
つまりは、これからもこんな感じでよろしくお願いします。




