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短冊の願いごと

作者: 音湯羽良人

「子供の頃にさ、願いごと書かなかった?」

ふと聞いてみた。

「あー、俺何て書いたかなぁ。よく覚えてないや」

ふふっ、書いてはいたんだ。

「私はねぇ、結構メルヘンチックなこと書いたよ」

「へー、どんなこと?カッコいい王子様が来ますように。とか?」

「ヘヘッ、ナイショ」

「聞きたかったなー」

今でも覚えてる。

小学生の時は運命の人が現れますように。

中学生の時は好きな人に告白されますように。

高校生の時は大切な人のそばにずっといられますように。


玄関へと歩く。

「ちょっと買い物行ってくるね」

「俺も一緒に行くよ」

なんだかんだ言って叶ってる気がする。

そこには笑顔な二人がいる。

外は少し雨が降ってるけど大きな傘で出かける。


やべー。

近所のスーパーにある七夕飾りに願いごと書いたのでバレたくねぇ。

傘をもっている人は笑顔の下でそんなことを考えていた。

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― 新着の感想 ―
[一言] とても可愛らしい二人のやりとりに癒されました。 さりげなく相合傘で出かけるところも仲睦まじいですね。きゅんきゅんしました! 彼はどんな願い事を書いたのかなぁなんて想像するとまた楽しいですね。…
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