第76話 図書室キッス
ちゅっちゅ、と小鳥がついばむような軽いキスをする。
だけど春香はやっぱり緊張で身体をわずかに強張らせた。
恥ずかしいなら、こんなところでキスのおねだりなんてしなきゃいいのにと思うものの。
付き合い始めたばかりだから気持ちが燃えがったり、キスとか恋人つなぎとかいろいろやってみたい気持ちも、実はわからなくもなかったりする。
俺は春香を安心させるように、春香と恋人つなぎをしてる手と反対の手で、春香の身体を優しく抱き寄せながら、何度も何度も春香とキスを交わした。
「ちゅ、ん、ちゅ――」
もちろん図書室は利用者が少ないとはいえ、完全にゼロというわけじゃない。
人が来たらすぐ気づけるようにと、俺が薄っすらと目を開けてみると、
「んっ、ん、ちゅ――」
一生懸命キスをしている春香の真っ赤な顔が、すぐ目の前にあった。
目を閉じて必死に俺のキスに応えようとしている春香の姿が、俺の興奮をさらに激しくかきたててくる。
俺は勇気を出して大人なキスをした。
そしてなんとなくそろそろかな、みたいなタイミングで、俺と春香はどちらからともなくゆっくりと唇を離した
いつもお読みいただきありがとうございます。
小説家になろうの規約にひっかからないように、キスの途中から描写を丸ごとカットしています。
大変申し訳ありませんが、詳細を読みたい方はこの話だけカクヨムのでお読みいただければと思います(ぺこり
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896730213/episodes/16817330656582725614