表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アスレードの地  作者: 夜桜 咲
3/5

使い魔と武器の召喚

朝、メイズと共に食堂で朝ご飯を済まし、教室へ向かった。


「隣の席だね。同じルームメイトだと席も隣同士なんだね」


メイズが言った。

すると後ろから肩が叩けれた。すると白髪の男の子が立っていた。


「こんにちは。あなたが僕の隣の席なんだ。僕の名前はニコル・ホワイトウィング。仲良くしてね。名前から分かる通り純白の魔術師の一族なんだ。寮はホワイトウィングだよ」


「私はフレイア・クリムゾンで、こっちはメイズ・ルカイサール。寮はクリムゾンで彼女とはルームメイトなんだ。私は名前から分かる通り、紅の魔術師の一族だ。これからよろしく頼む」


「寮とクラスは関係ないんだね。それにしても2人もあの魔術師達の一族が集まるなんてすごいね」


その時、教室のドアがガラガラと音を立てて開いた。


「みんな、静粛に。私がこの召喚術を君たちに教える、ミカエラ・ケイルよ。今回は早速だけど使い魔と武器を召喚してもらうわ」


「まずは使い魔を召喚してもらうわ。名前は召喚した時にみんなの前で発表してもらうわ。それじゃあこう唱えてね。


Summon my faithful familiar spirit from their world. You will be my hands and legs.

|(我が忠誠なる使い魔をかの世界から召喚せよ。彼らは我の手足となり我を支えたまえ)」


どうやら私は最初に召喚するらしい。


「Summon my faithful familiar spirit from their world. You will be my hands and legs.|(我が忠誠なる使い魔をかの世界から召喚せよ。彼らは我の手足となり我を支えたまえ) 」


すると魔法陣が彼女の前に現れた。そしてそこから炎が噴き出した。炎が収まるとそこには全長2mほどのドラゴンがいた。


「フ、フレイアさん凄いわ! 最上級使い魔のインフェルノドラゴンよ。私、初めて見たわ。名前はどうするの」


「名前か。インフェルノドラゴン、インフェルノ、そうだ! お前はこれからインフェルだ」


「それじゃあ


Common next time when I summon you |(また今度)

と唱えてみて。これが使い魔を戻す呪文よ。それから


Show me

|(顔を見せて)

と唱えると召喚されるわよ」


「フレイアちゃんすごぉい」


その後、メイズとニコルも使い魔を召喚し、彼女らはそれぞれ子狐と羽猫にを召喚していた。メイズの使い魔である子狐の名前はルナ、ニコルの羽猫はウィングらしい。


「満足した気になっていると思うけどまだ終わってないわよ。今度は武器を召喚してもらうわ」


「呪文はこうよ。


Listen to my voice then take my hand to destroy our enemy.|(我の声に答えよ。我の手を取り共に敵を滅する手段となれ)

因みに武器を戻すのと出す呪文は使い魔の時と同じよ」


やはりフレイアが最初らしい。


「Listen to my voice then take my hand to destroy our enemy|(我の声に答えよ。我の手を取り共に敵を滅する手段となれ).


(我の声に答えよ。我の手を取り共に敵を滅する手段となれ) 」


すると使い魔の時と同じく魔法陣が現れた。


そしてその真ん中から大剣が出てきた。


「フレイアさんは大剣ね」


(先程インフェルを出したからかあまり実感がない。)


そしてメイズが召喚すると杖が出てきた。


「メイズさんは杖ね。魔法使いに適性があると思うわ」


最後にニコルが武器を召喚すると刀が出てきた。


「刀、この中ではニコル君だけね」


そうして召喚術の授業は終了した。そしてフレイアが次のクラスに移動しようとしたその時、黒髪の女の子にぶつかった。


(彼女は確かエリーナさんだったはず。声を掛けよう)


「君は確か」


「ドラゴンを召喚したからって調子に乗らないことよ」


「なにあれ感じ悪いのぉ」


「まあ次の授業に向かおうじゃないか」


「そうだけどぉ...」


こうして一時間目の授業が終わったのであった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ