アスレードの地

プロローグ

昔々あるところに12人の魔術師がいました。皆仲が良く、とても平和な楽しい生活でした。しかし、ある時を境にその平穏は無くなってしまいました。12人の中で最も強い魔術師である黒の魔術師が12人のうち7人の魔術師を殺してしまったのです。残された魔術師たちは力を合わせて黒の魔術師を封印しました。

彼らはその後、黒の魔術師の封印が解けそうな頃、その一族で最も強い魔術師を生贄とし、封印を保っているのです。

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12の魔術師の物語、これがこの世界ができた理由で彼らが黒の魔術師を封印したのがこの地、アスレードである。

この世界で最も有名な童話だ。

この童話に出てくる5人の魔術師のうち1人の魔術師、紅の魔術師の末裔が私、フレイア・クリムゾンである。これだけでも十分なアブノーマルであるが私にはこれを超える秘密がある。それは私には前世の記憶がある。前世ではニホンなる国でジョシコウセイ、立花響希という人だったらしい。しかし私はそんなことは関係ない！これは異世界に転生したジョシコウセイが童話の登場人物の末裔で濃い友人や仲間と共に生きる物語である。