24.ウェインのレベル上げ
「ふぅ、倒しきれたー。良かったー!」
「良かったー。じゃないですよ!もう僕の人生終わったかと思いましたよー!」
危機が去った安心感からか、ウェインは涙目で責めて来る。
「あは、ごめんごめん。俺もまさかあんなに群れになって襲って来るとは思わなくて」
「もー!生きた心地がしなかったです!」
「まあまあ、あ、レベルどうだい?」
これ以上責められる前に話題を変えよう。
「そりゃもう信じられないくらい上がりましたよ!レベルが一気に15ですよ!こんなことってあり得るんですかっ!?」
「まぁ...そんなこともあるさ!スキルは覚えた?」
だんだん異常性を誤魔化すのが面倒になってきた。
「それが、新しいスキルは何も。ただ、鑑定と観察眼が両方ともⅡになりました」
鑑定と観察眼のレベルか...
もしかすると貴重な物だったり強敵相手だったりすると、鑑定、観察眼のスキルレベルが高くないと見れなかったりするのかもしれない。
「シュンさんは何か覚えました?」
「うん。何故か俺も鑑定と観察眼を覚えたよ」
「えっ、鑑定士でもないのにですか?」
全てのスキルと全ての魔法が使えると言っても、何をどの順で覚えていくかなど知る由もない。
...待てよ?
スキル、魔法の習得条件が知りたい。
俺は心の中で知りたいと思う。
スキル、魔法習得条件
自らの望みのままに。
...なんてこった。今までもなんとなく御都合主義で欲しい物を覚えてきた気がしていたけど、気のせいではなかったようだ。
滅茶苦茶強い魔法を覚えたいと願ったらどうなるのだろう?
「まぁ、俺は色々覚えられる特異体質だから!」
「はぁ、やっぱりシュンさんは凄いですね」
「ふふっ。さて、それじゃそろそろ街に戻ろうかね。ウェインもあんな思いして疲れたでしょ?」
「えぇ、そうしてもらえるとありがたいです。お陰様でレベルも十分上がりましたし」
「了解。一応街の外だし魔物には気をつけながら戻ろう」
「分かりました!」
こうして初めてのPT狩りは、大群が来てしまうと言う多少の想定外はあったが、無事に終わったのであった。
ステータス
名前:シュン
種族:人間
職業:無し
冒険者ランク:F
称号:神童
LV:17
HP:500/500
MP:78/100
力:46
素早さ:46
耐久力:34
知能:32
精神力:36
スキル
アクティブ:衝波斬 鑑定 観察眼
パッシブ:感知 毒耐性向上 麻痺耐性向上
特殊:浄化 魔笛 属性付与
魔法:キュアー ヒール フレイム ウォータ ライトニング アイス
天啓:オールスキル オールマジック エターナルフォース




