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ちょっといかがいたします?

作者: にっくきニック

そこのアナタ、ちょっと、こっちへいらっしゃいな。わたくしと一緒に、アヤトリでもいたしません? いいえいいえ、出来なくても結構です。わたくしが教えてあげましょう。それとも、鬼ごっこのほうが、いいかしら? わたくし足の速さには自信がありますのよ。アナタが、鬼。わたくしが、一般人ですわ。ほら、ほら、捕まえてごらんなさい。あら、アナタも結構やりますのね。でも、もうくたくたになっているじゃありませんか。オホホホホホ、わたくしったら、もう少し手加減してもよろしいのに、こんなに力の差を見せつけられたら、アナタもちょっとは悔しいでしょう。さあ、お水をどうぞ。わたくし、毎日暇で暇で退屈していますのよ、また遊びにいらしてくださいね。でも、これ、どういたしましょうか、わたくしの服がこんなに砂っぽくなっちゃいましたわ、こんなに汚したら、またセバスチャンに叱られてしまいます。いいえ、本名は毛利でございますわ。アナタはユーモアの一つも理解できないようでございますね。……あら、これも冗談のつもりだったのに。そんなに落胆する必要はありませんわ。貴族のお遊びですから。あら、ありがとう、送ってくださるのね、それはそうと、今日はとっても楽しかったわ。また来てくださる? 本当かしら。いいですわ、今度はアヤトリをしましょう、わたくしは、アヤトリがとっても上手で……あら、もう着いたのね。じゃあ、おやすみなさい。アナタがいい夢を見ますように。今日はありがとう!

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