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8、なんやかんやで二度目の冬


ジャンヌと出会ってから数カ月、今年も冬がやってきた

とはいえ、今年の冬は去年とは違い魔法開発とスキル獲得を集中して行うことにした


この世界におけるスキルは、完全に回数勝負のようね、練習すればするほどスキルレベルは上がっていく最大で10LVまでで、ここまで上がるともはや人類最強レベルに到達するらしい


ちなみにスキル星神のLVはいまだに3LVだったりする、ジャンヌを仲間にしたあたりでスキルレベルがあがった、これで解放された権能が


『状態変化』・・・自分の状態異常を無効化し、姿を自由自在に変化させることができる


これがまた、万能でまさになんにでもなれる、男の姿を取ることもできればロリになることもできる、ただ人型以外にはなれないことが難点かしらね


そして今までの行動で獲得したスキルが


農業、掘削術、照準、採取、収穫、水魔法、土魔法、風魔法、火魔法、闇魔法、光魔法、雷魔法、木魔法、回復魔法、神聖魔法、精霊魔法、妖精魔法、無属性魔法、香術、対人術、体術、地の利、生存術、鑑定、観察眼、識別、


・・・なんか一部が忍者みたいになってる気がするけど気にしてはいけないわ


そうそう、ジャンヌが生活するに当たって、普通の食料に

は困らなかったけど、唯一困ったのは塩の確保ね、まあこれも近くに岩塩が大量に取れる山を発見したことによって、解決済みよ


更に驚いたのは、塩のことばかり考えながら畑を耕してたら畑に塩のなる木ができっちゃったのよね、何て行ったらいいのか、フウセンカズラが低木にいっぱいなっててそこに塩が大量に入っているイメージ? なんと言いますか・・・もうなにが起こっても驚かない気がしてきたわね


塩ができたので砂糖もできるのかと実験したら、できましたよ砂糖

本当に万能ねこの道具箱、実がなるまでかなり短いし、本当に神様様様ね像の前にお供えしておいた

次のひ確認したら消えてたんだけど、いったいどこへ?




「ステラ様・・・寒いです外雪降ってますよ」


「そうね、冬はできることが限られてくるからやね、一応これでも魔法で温めているのよ」


「そう思うと、なんだか暖かい気がしてきました・・・ダメです寒いです、深淵の森の冬はこんなに寒くなるんですね」


「そうよ、私は大丈夫だけどジャンヌが風邪をひかないよう対策を考えないようにしないといけないわね」


この際新しい住居を作りますかね?二人で住むには木の中だと手狭になってきたし

でも作るにしても、春が来てからねこんな寒い中やってたら死んじゃうわね


「とりあえず応急策としてこっちに来なさい」


「なんですか?」


近くまで寄ってきたジャンヌを後ろから抱き締め膝の上に座らせる


「きゃっ」


「ジャンヌあなた冷たいわねー」


「そう言うステラ様はすごく暖かいです、いいにおいがします」


「そう?ありがと、そう言えば花の中にどっかで見たことのある赤い実があったような、まるで唐辛子のような見た目の花があった気が、一応食べたけど少し暖かいだけで大した効果はなかったけど、料理すれば、いい感じになるかもしれないわね、取りに行ってきましょう」


ほわほわ、呆けているジャンヌを抱えたまま木の中からでも入れるようになった、食糧庫に入っていく


「えーっと、そうそうこれこれこのいかにもぽかぽかしそうな見た目をしてる花

これそのまま食べてもちょっと辛いだけだったけど、料理すればもしかしたら、いい感じになるのでは?」


「はうー」


「ジャンヌキャラ変わってるわよ」


「あ、あのときは張り詰めていたので、丁寧な言葉使いを意識していたんですよぉ」


「なんにせよ、慣れてきたのはいいことね、あら?どうしたの?ニコラ」


近くで今までの様子を見ていたニコラが、ステラに抱きつかれているジャンヌを見て複雑そうにしている

『いえ、なんでもありません』


「おやおや?ニコラ嫉妬?可愛いわねぇ、貴方もこっちにおいで」


『嫉妬なんかじゃないです・・・』


そう言いつつも近寄ってくるニコラ


「ニコラも一緒にぎゅー」


『っ・・・あ、ありがとうございます、あったかい・・・」


「そんな、こと気にしちゃダメよ私たちは家族なんだから」


『家族・・・』


「そう!家族だからね遠慮なく甘えてくれていいのよこんな可愛い女の子に抱きつかれて嬉しくない人はいないんだから、それが娘同然の子だったらなおさらよ」


『はい・・・』


「ステラ様ー私はー?」


「貴方も立派な家族よ」


「はい!」


「ささ、ここは冷えるから材料を持って部屋に戻りましょ」


『「はい!」』









「はい完成よ、名付けてぽかぽか煮込み一口食べれば身体の芯からあったまること間違いなし、冷めないうちに食べましょ」


煌は冬眠しているらしく、木の上から下りてこないので三人での食事だ


「ステラ様!これおいしいですほんとに寒さが和らいだみたいです」


『本当ですね、どうやら寒さ軽減の効果が付いているようです』


「流石我が畑って感じよね、この分だと熱軽減とかもありそうね」


「此処の畑はすごいですね、一年に何回も収穫できてとってもおいしい

もはや理想の畑ですよね、それに見た目が花だから外見もいいと」






「さーて午後はなにしましょうか、外は・・・およ、雪がやんでる・・・むむ?」


星視を使って外を見ていたステラはとあるものを発見する、興味本位で鑑定を使うと面白そうなことを見つける


「あれは、狐かしらねしかも・・・面白そうだから拾ってきましょうか

少し出て来るわ、すぐ戻る」


外に出て、最近あまり出番のなかった翼を展開し目的の場所まで飛んでいく

とはいえ、それほど遠くではない2~3分飛ぶと目的の動物が見える


その狐は自分の尾を護るように蹲っていた、更に歩いてきたであろう場所には赤く血に染まった雪が積もっている、どこかを怪我してるようだ


「貴方、私の言葉はわかる?」


狐を抱き上げ、言葉を投げかける


すると、狐はゆっくりと首を持ち上げステラの方を向く


『綺麗なお方、私はもう助からないでしょう・・・どうかせめて子供だけでも

どうか、助けてやってはくれないでしょうか・・』


抱えていた狐のお腹あたりから子狐が顔を出す


「ふむ、命散る間際にあっても意思をもち言葉を発しますか、余ほど高位の妖怪なのですね

いいでしょう、それとしっかり貴方にも生きてもらいますよ」


『我が子を助けてくれるのはありがたいが、私はもう助からないこんなマナが枯渇した

大地で魔力の補充は望めません・・・魔力の補充ができなければ傷の手当ても・・・」


子狐が母狐の傷をなめているがそれでは治らないだろう


「全くもって問題ないわね、【魔力譲渡】


『はひっ・・・こ、これは・・・生まれてこの方、こんなに純度の高い魔力は見たことがありません、ああ・・・温かい・・・まるで包み込むようだ・・・・』


母狐は、これまでの疲労が限界だったようで眠ってしまった


「さて、戻りましょうかしばらく起きそうにないですし」


子狐もつられて寝てしまったようで、寝息が聞こえていた



凄い勢いで新キャラ出ていますが、まだまだ止まりませんよぉ


というか後書き書くのお久しぶりですね最近は貯め書しているのであんまりかくことないんですよね、ということで次回!

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