1階層踏破
リンクがレグルスに破壊属性を付与し殴り付けるとボスは大幅に体力が減っていく。イロハも負けじと神風剣術を食らわせる。配下のモンスターは後衛に任せることにより前衛は後ろを気にせず戦える。信頼があるからこそ行える。体力ゲージが1本になったところでボスがパターンが変わる。イロハたちは一旦下がるがマルフが俺がやるといい1人で突っ込んだ。ボスが睨み付けると速度が速くなり壁を走りながらマルフに襲いかかる。鉈を振りかざすとマルフは槍で防ぐ。
が……ボスはもう1本の鉈を召喚すると、それを振りかざす。マルフは反応できずに攻撃をくらい吹き飛ばされる。この階層では血が出ないものの傷は現れる。そしてマルフは激痛に耐えきれず気絶してしまった。
リカ「問題点が見つかったな」
リカの言葉に皆が気を引き締めた。この特訓はメンバーの問題点と利点を見つけることだ。1人が突っ走るとメンバーの連係が上手くいかなくなることを知ってしまった。
ボスはそれをお構いなしに先程とは違う行動で、イロハらに向かってくる。後衛のマリアとフェルトらは動きを停めようと、援護攻撃を行うがパターンが変わったことにより追い付いてこれていなかった。
シンはグレンとフレイに10秒攻撃を止めてほしいと伝えてボスに向かわせる。シンはイロハとリンクに連係を頼むと、シンはグレンらの応援に向かった。
グレンとフレイは息のあったコンビプレイでボスの動きを止める。その背後からシンが飛び上がり、破壊と雨の属性を纏ったカグツチで斬る。
ボスは雨の鎮静作用で動きを止める。その合図でリンクがレグルスに闇の属性の打撃を浴びせ、イロハが魔力で型どったハンドソードを作り突き刺す。さらにダガーを形成し足に突き刺し動きを完全に止め、ロングソードを形成して鉈を持った両腕に突き刺す。そして一旦下がり抜刀する。神風剣術奥義……百花風乱でトドメをさす。ボスは悲鳴を上げ砕け散った。
戦闘が終わったと皆が思いよっしゃーと叫んだ。そして疲れが出たのか皆が座り込んだ。しばらく休むとマルフが起き上がりみんなに謝った。次の階層では魔闘祭メンバーに別れ階層踏破に挑むことになる。
シンとマリアは拳を酌み交わし、「また後で」の言葉で次の階層に進んだ。




