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修行開始

次の日……皆は浜辺に集まっていた。


カズト「これより各員の特別特訓に入る。各々の長所を生かす。」


カズトの言葉に皆が引き締まった顔をする。

浜辺に空間の炎と時の炎を灯すと、景色が一変する。


カズト「リカ頼む」


リカ「はいよ」


リカはエテンの能力を使い、印を素早く組み合わせ手を地に付ける。

リカ「階層精製!」


すると下に階段が形成された。この能力は第1階層から500階層まで形成できる。難易度は制作者によって決められる。倒すことによって次に進み、10階層ごとに階層ボスが現れる。


カズト「お前たちにまずは階層踏破してもらう。50階層まで踏破してもらう。魔闘祭メンバーでやってもらう。メンバーごとに現れる道とモンスターは違う。この階層では1日過ごすと外は1時間しかたってないように設定した。」


リカ「俺はちなみに参加するが援護しかしないからな」


カズトと別れ下に行ってみる。Ⅰ階層に着くと町が広がっていた。この街を探索してみることにしました



「へ~思ったより色んな店があるんだな!!」


グレンが色々な店を見て回っています


イリヤ「それにしてもリカが作った空間なのに何で他の人がいるんでしょう?」


リカ「ああ、彼らはNPC…まあゴーレムみたいなものだと思ってくれ」


イリヤが疑問を口に出すとリカが答えてくれました


イロハ「なるほど……やっぱりリカはすごい」



その後一通り街を見回りました



リカ「よし、そろそろフィールドにでようか。

この世界では魔法が使えないようになってるから武器だけで戦うことになる。あ、一応魔力は使えるから身体強化と魔武器の能力は使えるぞ」


魔法無しで戦うんですか……厳しい特訓になりそうです

よし、それじゃ行こうか

そして私達は始まりの街を後にしました

「ブルルッ!」


街を出てしばらく歩くと青い毛をした猪がいました


リカ「お、あれが魔物だ。[ブルース・ボア]。攻撃を加えるとあの頭の上にある緑色の棒が減るからあれを完全に無くせば魔物は消える。

とにかく戦ってみな」


マリア「デスゲームかよ」


「よし、とりあえず戦ってみようぜ!」


そう言ってダガーを構えるグレン。続いて私達も魔武器を構えるが


「サラ?どうしたんだ?」

サラだけが武器を出さずに困ったような表情を浮かべていた



「いえ~、私の魔武器は杖で私の戦闘スタイルが魔法中心なので~肉弾戦はどうも……」


なるほど、魔法が禁止されているから肉弾戦で戦うしかないが、武器が杖だから戦いようが無いみたいです



リカ「お~早速問題点に気づいたか


ここでこの特訓の目的を説明しようか。

この特訓は実戦経験を積むことと、全員の肉弾戦の強化だ。」


そう言って来るリカ



リカ「じゃあリカの為にお手本だ。

良く見ておけよ?」


そう言って後衛だったリカが前に出る。


「こんなもんか」


そう言って地面に落ちていた木の枝を拾うリカ


「いいか?ここでは<魔法>は禁止しているが<魔力>は禁止していない


これが一つ目のヒント。


そして二つ目のヒントは<身体強化>だ」


そう言って石を拾い振りかぶり猪に投げつけるリカ




バァンッ「ブルッ!?」




石は猪に当たり、石がぶつかる音にしてはやけに大きな音が響く

猪はこちらに気づいたのかリカに突進する体勢になった



「全部は教えないぞ。技は見て盗め」


突進してくる猪に向けて木の枝を構えるリカ。

そして


「シッ!!」


木の枝を突き出した


「ブルッ!?」


折れてしまうと思っていた枝は折れることはなく、猪をいとも簡単に貫いてしまった

パリィン

緑色の棒が色を失った魔物は窓が割れるような音を響かせ青い破片となり消えてしまった



「これがお手本だ、じゃあ頑張れよ》


そう言ってリカは後ろに戻る



「ほら、またブルースが出てくるぞ。


次はお前らだけでやってみな。ノルマは一人一体だ」

その言葉と同時に9体の猪が現れたので、それぞれ武器を構えて戦いを始めた





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